帰宅した社畜梶野(受.103号室)が帰宅したら、住んでるアパートが真っ暗?!他の部屋101.102.201の住人に現状を教えてもらってる中、対応してくれた203号室の住人「えーち」(攻)にお風呂を貸してもらうことに…
いや~はじまりが非常におもしろかった!えーちさんのビジュアルめちゃくちゃかっこいいのに汚部屋とか(笑)ほっとけずに片付けちゃう梶野くん、社畜体質か?!って心配になるけど、お礼の手紙に飴ちゃんはかわいすぎる!!
汚部屋のかっこいいお兄さんと、社会人2年目のかわいい社畜、どんな恋愛が展開されるのか?
他の住人との絡みが今後もありそうだし、あと1人、202の住人が出てこなかったのも気になる。それらも含めて、今後の展開が楽しみです!
イタリアンシェフα アキ×味覚ピカイチ おいしい料理でフェロモンダダ漏れΩ 海里
海里がこれまでαに利用されてきた過去が見え隠れして、オメガバース独特の切なさがありました。
アキとの出会いも、最初は、お互いがお互いを利用しようとするんだけど、海里の的確なアドバイスと、かわいく甘えてくる仕草と、いい匂いのフェロモンにアキが惹かれていって、海里を大切にしようとする様子にすごく安心しました。
海里も、アキから離れることで自分の気持ちと、アキの料理のおいしさと、アキが本気で自分を好きなんだと自覚します。ふだんからアキの料理には愛情たっぷりだったんですね。ステキ!
おいしい料理と大きな愛情で、海里には心から安心して幸せになってほしいです。
そしてフェロモンにあてられたエ/ロはとてもエ/ロいです!でも想いが伝わってからの愛たっぷりセッは読んでるほうも幸せになれます!
お料理もおいしそう!レシピを文字で読んでるだけで軽く飯テロです(;゚ε゚´)a
気になるのは、友達のΩくんと実業家αさん。このあとどうなったんだろう?スピンオフとかで読んでみたいな…
性別関係なくΩを愛してくれるαと、強かさを持って生きるΩの組み合わせがとても好きです!
売りをしてるわけじゃないけど初恋の人に似てるからとお金をもらって年上を抱くDK×ゲイバーで初恋の人に似た青年を見つけ買わせてほしいと懇願する地味眼鏡リーマン
攻めの明くん視点で進みます。(17歳でお金もらってますが、そこは漫画の世界なので許してね(>人<;)
最初は「初恋の男の代理でいいや、ちょっとおもしろそうだし、お金もらえるし」くらいの感覚で後藤さんと関係をはじめた明くん。
でも後藤さんの胸に居座る初恋の男・大倉の存在感を感じるたびに、チリチリとした痛みを感じるようになり、次第に自分のことをみてほしいと子供っぽい(高校生らしい)独占欲をもつようになります。
後藤さんも、大倉に似てる明くんに咄嗟に声をかけて抱いてもらうことに。丁寧な愛撫と感じたことのなかった快楽に、明くんと会えるたびに期待を隠しきれなくなりますが、一方で大倉とちがう明くんを知ることが楽しみに、そしてうれしくなってきます。
でもある日を境に後藤さんから連絡が来なくなり…
徐々に陥落していくわんこ系高校生攻めがかわいく、遠慮がちだけど欲望を隠しきれない不器用な後藤さんが愛しく、2人がたどり着いたハピエンはイチャ甘で読んでるほうもすごくすごく幸せになれます!
初恋に思いを馳せたり、お金で繋がってるだけのはずの関係に違和感が出たりする微妙な表情の表現がすばらしくて、気付けばどっぷり感情移入して読んでました。
あとはなんと言ってもエロシーンがすごいエロいです!それぞれのエッチの内容も、「後藤さんの処女卒業」、「嫉妬」、「両想い」の心理描写に合わせて全然違うんです!これはほんとすごいと思いました!
1冊丸ごと2人の恋愛模様が楽しめて超満足!文句なしの神評価です!
順也への想いが無自覚な恋愛初心者 優馬×恋愛疲れがピークになり田舎に逃げてきた 順也
ようやく恋に気付いた優馬と、高校の初恋の純粋さを取り戻せない順也のすれ違いがもどかしくて苦しい!
傷付けるかもしれない怖さや大嫌いな自分から、そして向き合おうとする優馬から逃げようとする順也の心を動かしたのは、戻りたいあの頃を今現在、謳歌している男の娘あっちゃん(優馬のイトコ)。
あっちゃんがとっても良いコなんですよ。まっすぐで。順也が慕われてカッコつけたがるのもわかる。
この3人の関係性が支え支えられの絶妙さで、優馬は懐の深くて広いイイ男になり、吹っ切れた順也は笑顔がかわいくなりました。もうきっと逃げない。幸せになってくれそうな予感大です。
サボり魔(授業が簡単すぎて出る気がしない) α秋月×化学教師Ω 水瀬
自覚はないけど、水瀬先生のことが好きな秋月。毎日理由をつけて先生のところまで通うのが「年下」「高校生」を滲ませて和みました。
でも水瀬先生は、α乃父親が運命の番と出会ってΩの母を捨て、母が自殺してしまった悲しい過去をもつΩで、抑制剤ではコントロールしきれないヒートを、同僚の高峰先生とするHで散らしていた…これがまた噛んだり縛ったりキスマだらけにしたりと一方的で非常に良くない。その分、秋月の優しさが身に染みるんですけどね。
そんな高峰先生、実は好きな子ほどいじめちゃう、あのタイプを全力でやっていて、最終的には水瀬先生にふられちゃうんですけど…拾う神あるかな?
教師と生徒、運命の番への恐怖、別のαとの体の関係…多くの問題も最終的には「好き」の前には障害になんてならない!って感じですね。
あとは、ヒートで初Hも、巣作りも、意外に積極的なおねだりも、とにかくかわいい年上水瀬先生でした!
獣のようなαの存在に疑問を抱く新薬開発中の医師で元研究所職員 裕二(α)×特殊な免疫機構で12歳から研究所で過ごし人権侵害されてきた陸(Ω)
βがほとんどで保護・支援されることで逆にαとΩが生き辛い世界で、香りに導かれるように出会った、運命の番のお話。
首輪を付けられ、検体採取に性搾取と保護名義で人権侵害されていた陸が職員を刺すという衝撃の理由で研究所から逃亡してきたり、夢を共有する能力があったり、その特殊な免疫機構から国を越えて取引をされ、誘拐されて離れ離れになったりとハラハラの展開。いっきに読んじゃいました。
βが無意識にもつマイノリティへの差別が露呈する場面は、現代の世界でも当てはまることがあり、すごく考えさせられたし…
それでも、それぞれの方法で辛抱強く、抗い続け、ずっと一緒にいられる権利を各々が勝ち取った強い2人のお話でしたね。すごく希望が持てる。
あの荒々しい誘拐から始まったとは思えないような手厚い保護と教育が陸を守ってくれて良かった。
裕二が絶望せず耐え抜いてくれて良かった。
理解ある職場で幸せに暮らしてくれそうで本当に良かった!