udoncoさんのマイページ

レビューした作品

女性udoncoさん

レビュー数0

ポイント数0

今年度--位

通算--位

  • 神0
  • 萌×20
  • 萌0
  • 中立0
  • しゅみじゃない0
  • 絞り込み
条件

指定なし

  • レビューした作品
  • 神作品
  • 萌×2作品
  • 萌作品
  • 中立作品
  • しゅみじゃない作品
  • 出版社別
  • レーベル別
  • 作品詳細
  • レビューした著者別
  • レビューした作画別
  • レビューしたイラスト別
  • レビューした原作別
  • レビューした声優別
媒体

指定なし

  • 指定なし
  • コミック
  • 小説
  • CD
  • DVD
  • ゲーム
  • 小冊子
  • GOODS
発売年月
月 ~
レビュー月
表示モード

テーマから想像したよりはあっさり

まず絵はめちゃくちゃ上手いし好みでした!
時系列を行き来する構成ですが全然無理なく読めるコマ割りだったし、心情描写も繊細で引っ掛かりなく読めました。デビュー作とは思えないレベルです。
でも、だからこそ解像度が高い分主人公2人にいまいち感情移入できず...


再会した親友二人の選択を過去回想を交えて何があったのかを描く構成なのですが、それが「こんな過去があった運命的な二人なんだな」となれずに「なのにもう一度人を傷付けるの?」と思ってしまったのは恐らく私が主人公達以上に脇キャラ達に惹かれてしまったから
誰かを傷付けた経験自体は誰にでもあると思うし、今でも引き摺ってあの時どうしたら良かったんだろうと思い悩むシーンは沢山あるとは思うんです!

でも、それ以上に同性パートナーの親族のお葬式に顔を出すまで今彼・聖人はどんな感情だったんだろうとか恐らく30代で離婚を決断したであろう奥さんのこの先だとか、そちらの方が切実なリアリティを持って胸に迫ってきてしまって...
この2人が日常の変化から何を感じ取り何を想って離れたのかを語るシーンがあるのですが(題名は寧ろこの脇キャラ達にかかってるのかな?とも思いました)肝心の主人公達が流されるままでいまいちピンと来てなさそうなのが腹立たしい。
藤次に至ってはなんか相手のこと責めてるし全く伝わってないの向こうも察しちゃったっぽいし...
思ったよりあっさりした話だと感じてしまったのは主人公側の現在の人間関係への思いやりとか葛藤が少なかったせいかなと思います。

どちらにせよこの巻は周りの成長と決断のおかげで舞台が整ったまでの段階だと思うので、続編では能動的に動いて自分でアンサーを出す主人公達が見たいです(とはいえやっぱり聖人のスピンオフの方が欲しいなあ...)

ギヴン 9 コミック

キヅナツキ 

うーん...

デビュー作から追っていて思うのは、先生的には亡くなってしまったあの人/別れてしまったあの人みたいなのを描くのが性癖で得意で、やっぱり読んでいても筆の乗り具合が分かる気がして現在軸を凌ぐくらい魅力的なんですよね...
もしギヴンが上下巻とかのスピード感ならストーリー全振りの過去への憧憬の比重が高いお話でも全然モヤっとしなかっただろうし、でもBLな以上エピソードが増える分現在軸cpに愛着が湧いてしまうし...とどうしてもバランスが惜しいなあという気持ちが

きっと連載話数とか作者がコントロールできないことが沢山あるんだろうなあと思いつつ、こういう終幕ならもっと主人公周りにフォーカスしてがっつり過去との対比を描いて欲しかったなぁとか最初から高校生バンド+先輩バンドって分け方の方がテーマに合ってない...?とか色々考えてしまいました。