玉田さんのマイページ

レビューした作品

「BLアワード検定」合格証

女性玉田さん

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今年度1753位

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痛々しさMAXの作品

※この作品には攻撃的または心理的に非常に負担になる表現が含まれているので注意が必要です。

現在、電子単話(縦読み)のみで各種配信サイトで配信中、全37話で完結しています。
男女、男男、女女の関係が入り乱れたハードSM物、サディスティックビューティーの外伝作品です。
本編を先に読んでおり、こいつらカップルになったらいいのにな〜と思っていた2人の関係性を見事に描いており、圧倒されました。
キャラクター紹介にもある通り、クズ✕クズでどっちもどっちの関係ではあるんですが、真田からの加害による辺見の精神的、肉体的負担が半端ないです。
真田は真田で相手も自分も壊れるような方法でしか人を愛せないのかと感じるほどのキャラクターで、とにかく凄かったです。
終盤、どうしようもなくなった辺見が辿り着いた方法は滅茶苦茶辛かったです。結果的に助かるにしてもただただ辛かったです。

超超闇のBLなんで、覚悟して読んでください。
ただ、辛い場面を乗り越えた後の最終話、最後の場面は本当に素晴らしかったです。
結局は泣いて縋り付くしかない攻めと、仕様が無いなと抱きしめてあげる受けの話でした。

エロが素晴らしい!体格差身長差がいい!

のんびりした性格の大学生の男の子がデカくてムキムキで親切なお隣さんに憧れていたら、そのお隣さんがとある病気によって発情してしまい……という話です。

スキンシップ好きな狼谷さんがブラッシングを嬉しそうに受けてる姿が可愛いです。また、本能からくる欲情と相手が向けてくれる純粋な好意とで、お互いの持つ気持ちは違っているのではないかと葛藤する姿も良かったです。狼谷さんは良い人だし真っ当な人だな〜と感じました。
多分年もそこそこ離れていると思いますが、その為なのか遠慮がちな狼谷さんに対して、真っ直ぐ愛を伝える人見くんが格好良かったです。
衝動のせいもあって、玄関前とか部屋の床とか外とかで致してた2人がベッドで向き合うところは気分ぶち上げでした。
大体1話につき1エロはあるので、成人向け描写どんと来いの人にもおすめです。

PAYBACK R18電子 コミック

fujoking  SAMK 

ジェイの笑窪が可愛い

韓国の芸能界が舞台の作品です。

攻めのジェイは笑窪が凄く可愛いです。普段はスーツ姿に髪の毛もセットして、威圧感があり胡散臭くて怖い人だけど、時々髪を下ろしてゆるい部屋着姿でいるときは若返って見えてこれまた可愛いです。書類仕事をするときのメガネ姿も若干のおじいちゃん感があって可愛い。性格も顔も可愛いタイプではないのに、いつの間にか可愛く見えてくる人物です。
受けのユハンは無私の人。暗い過去を持ち復讐に生きると言いながらも、渇いたところがあって物事に動じない性格で基本無表情。でも、ジェイに対しては熱くなるし、彼からのアプローチに非常に嫌そうな顔をしてるところが萌えます。

ユハンからジェイに対する愛情はなかなか出てこない(今のところほぼない?)けど、利用しながらも頼りにもしてるような関係性の描き方は見事です。ジェイからユハンへの愛情はがっつり出てくるけど、その愛が決して甘くないし凄く重いのも素敵です。
2人は過去にとある因縁があるのですが、その因縁の相手がユハンだとジェイが気付いた瞬間の描写も見事でした。

原作があり非常に読み応えがある作品です。いつか小説も翻訳されて欲しいと熱望しています。
漫画の完結まではあと数年はかかると思うので、気長に付き合いつつ楽しみに読んでいきたいです。

1話の暗く硬い雰囲気は根底にありつつも、軽やかな雰囲気もあり、キャラクターの奥深さと挟まれるユーモアとストーリーの面白さに読む手が止まりません。1話を見て気になった人はぜひそのまま読み進めて欲しいです。
周辺人物も次々登場するので、主役の2人以外の人物が活躍する作品が読みたいという人にもおすすめです。

タイトルのキャッチーさに惹かれて読みました

三組のカップルの話が収録されています。
表題作は前後編でそれほど長い話ではないのですが、ぐっとくるものがありました。
特に、三戸が結城に嘘をついていた話が好きです。
相手のことを尊敬したり羨んだりしていても、実際は違うかもしれないし、見えてない部分もある。また、自分のことも相手は同じように見ているかもしれない。ということをシリアスな雰囲気になりきらず、軽やかに描いているところが好きです。

「湯けむり~」でも、諏訪から見た庄司はとことんいい人でしたが、それは彼の諏訪に見せている一面でしかない、ということが最後に分かってぞくっとしました。でもだからこそ、庄司は諏訪の描く世界に惹かれている、という終わり方が美しいなと思いました。