pixivでの配信でずっと気になっていたので、この度のonBLUE展の関連で過去ペーパーが復活していたので、一気に購入し、一気に読み、そのままの勢いでレビューを書いています。
地雷持ちなので買う予定のある本はある程度の下調べをしてから購入するのですが、このお話は個人的に下調べ無しで読みたかったなと思いました。
感情の描き方、並びに変化や一人一人個人の世界の描き分けや緩急がとても上手くて読みながらに1回目にも関わらずここで誰がこう思いここでどのように変化していったなどが分かりました。深追いは今後していこうと思います。
2、3年もの間優士と離れて暮らしていれば心が離れていく事もあるのかもしれない。その上成長期の真最中なら尚更の事。だけどそんなものは、また会って話して共に暮らすという事だけで一瞬にして引き戻される、そんな感じがしました。
ここで大きく見えたのは優士と駿人での2、3年の違いでした。特に分かりやすく違いが見えるのは見た目。優士も見た目の変化はこれからも少しずつはしていくのだろうけどそれはほんの少しずつの事、でも駿人は大きく変わります。そして変わったのは見た目だけでなく心も。優士がぐるぐる考え、離れていってしまった寂しさを持ちながら、でもまだどこか余裕と安心感に浸っているうちに、駿人は一瞬にして大きくなってしまった。それがまた優士の心を少しは動かしたのかもしれない。駿人も駿人で、高校での寮生活のうちに1度は若気の迷いなのではないかと思った事ももしかしたらあったのかもしれない。でもそれは冒頭でも話した通りこの感情は間違いなんかじゃないと引き戻される。1人の女の子を好きになることもあったけどそれでも心のどこかに必ず優士がいて目の前にした途端にまた溢れ出す、そんなような感じがしました。
評論みたい、そしてとてつもなく読みにくい文章になってしまいました...
とにかく最高なお話に出会えてとても良かったです!この先がとてつもなく気になる...そしてこの後の優士と駿人はもちろんの事、コウと日高の関係性も気になりました。