※お憑かれさま、黒瀬くん 上とレビュー内容同じです
これがデビューコミックスとは思えないくらい圧巻の作品でした。
悪夢にうなされて幽霊が見えちゃうぼっち少年の結真が6年ぶりに故郷に帰って始まるストーリー。
そこに待っていたのは恐ろしい霊に囲まれていた幼馴染の叶糸との再会。
彼らの関係性、そして再会して始まる関係…動き出すストーリー。
クールな執着攻×不幸体質な健気受の長くて因縁と純愛に物語で最高に良かったです。
何故結真は不幸体質なのか、何故叶糸は結真を想うのか…
それは前世からの因縁なのですがその部分も綿密に折り重なっていて想像以上に複雑な様相になっています。
ですが作中でそれらの要素も全て絡まった糸が解けるように詳らかになっていくのですがそれがまた凄く良かった。
前世、現世でのそれぞれの想いも重なり合い…怨嗟と紙一重な部分もあったりとホラー要素も強い。
でも純粋な愛、叶わなかった想い、時を超えてやっと結ばれた愛や満たされた想い…上手く言えないのですがそれら全てが精緻に描かれていました。
たこまっちょ先生の画力も驚愕レベルで美麗なキャラ、そしてその画力で怪異を描かれてるので中々に本格的にゾゾっとする部分もありw
そして何より圧巻のストーリーのが素晴らしかった!始まりから終わり、そして回収という部分でも全てにおいて大満足でした!
これがデビューコミックスとは思えないくらい圧巻の作品でした。
悪夢にうなされて幽霊が見えちゃうぼっち少年の結真が6年ぶりに故郷に帰って始まるストーリー。
そこに待っていたのは恐ろしい霊に囲まれていた幼馴染の叶糸との再会。
彼らの関係性、そして再会して始まる関係…動き出すストーリー。
クールな執着攻×不幸体質な健気受の長くて因縁と純愛に物語で最高に良かったです。
何故結真は不幸体質なのか、何故叶糸は結真を想うのか…
それは前世からの因縁なのですがその部分も綿密に折り重なっていて想像以上に複雑な様相になっています。
ですが作中でそれらの要素も全て絡まった糸が解けるように詳らかになっていくのですがそれがまた凄く良かった。
前世、現世でのそれぞれの想いも重なり合い…怨嗟と紙一重な部分もあったりとホラー要素も強い。
でも純粋な愛、叶わなかった想い、時を超えてやっと結ばれた愛や満たされた想い…上手く言えないのですがそれら全てが精緻に描かれていました。
たこまっちょ先生の画力も驚愕レベルで美麗なキャラ、そしてその画力で怪異を描かれてるので中々に本格的にゾゾっとする部分もありw
そして何より圧巻のストーリーのが素晴らしかった!始まりから終わり、そして回収という部分でも全てにおいて大満足でした!
フェロモンが出ないΩの陽希とフェロモンを感じ取れないαの一。
ド陰キャで執着系溺愛αと強気で健気な陽キャΩを描いたはいかろ先生のオメガバース作品です。
設定が面白かったです!フェロモンでないΩとフェロモン感じ取れないα。
そんな二人は運命の番だった様で…二人の出会いから始まる恋。
心より先に身体から入ることになるのですがそこから二人の気持ちが描かれていく展開になっています。
キャラ個性も凄かったです!αと言えばイケメン、スパダリが多い傾向ですが一はド陰キャ・黒ずくめ・根暗とαらしからぬ様相で(笑)
運命の番を信じていた陽希にとってその相手がこんなだったなんて聞いてないw
一が陽希を求める様になった理由も最初は好きよりも…なのですがお互い段々と心が追い付いて来ていつの間にか…。
そんな展開の描写が凄く良かったですし愛よりも先に身体を知った二人。
でもそんな無骨に恋をした彼らは十分にロマンチックだったと思います。
フェロモンが出ない「欠陥」Ωと感じてる陽希の感情面にはぎゅっとする部分も多かったです。
そういった理由から過去の恋愛でもしんどい思いをしていましたし…切ない。
同じくフェロモンを感じ取れずαとして見られない「欠陥、できそこない」αと思っている一。
こんな二人が運命だったことも出会ったことも惹かれあったことも全部が決まっていた感じがしました。
そういう視点でもやっぱりロマンチックじゃないでしょうかw
とても素敵で魅力的なキャラとストーリーになっていると思います。
個人的には滅茶苦茶オススメしたい一冊でした。
しょま恋2巻!おさなな両片想いBLの続編が帰ってきました恋人編のスタートです!
先ずこの作品は完全に続編となっているので未読の方は是非1巻から読まれることを強くオススメします。
ヒロとナオ、そしてめいちゃんの基礎知識と馴れ初めそして恋人になる過程をしっかり知った上で読まれると良いですw
ずっと両片想いだった二人が無事結ばれて恋人になった後のお話で今回もアオハル、スクールラブ全開です!
前作ではナオが叶わない恋にうじうじしていたところがあったのですが今回は逆転してますね(笑)
ヒロって学校の王子様ポジだけど彼が王子様でいるのただただナオの為なんですよね。
ヒロの頑張りや努力の理由って全部がナオの為であってそのフィルターを外せば彼もただの恋する男の子。
ナオに対して綺麗なだけの感情じゃないことを自覚して隣にいる自信を喪失したり…とほんと悩める恋するDK最高すぎる(真顔)
対してナオはヒロと恋人になってから一皮剥けたというか強くなったなって感じがしました。
そんな二人の焦れキュン全開な恋模様を今回も堪能させて頂きました!
めいの存在も本当に愛しい!この子がいないとしょま恋は成り立たないまである…。
ヒロとナオの焦れったくてもどかしくて、そして愛しくて尊くて仕方ない恋模様を存分に浴びさせて頂きました!
超溺愛ワンコ×ほだされ健気受の愛の重すぎるお話♡
本当にヘビー級に愛が重たいのですがいわゆる執着愛とかとは毛色が違います。
愛が重すぎて振られ続けてきた大学生・恭とそんな彼に声をかけた恋愛観がそっくりな同級生の蓮。
こんな二人が付き合うことになって爆誕したラブラブカップルのお話でした。
ほんと現実でこれくらい愛が重いとドン引きされない?ってくらいなのですが価値観が同じだからびっくりするくらい好相性w
ある意味お互いこれ以上ないくらい相応しい相手と出会たなって思います。
読んでいて愛が重たすぎてメンヘラと紙一重なくらいな部分もあって…そういった部分で多少なりとも齟齬出てこないかと少し気にかかったりしましたが…
この二人は全く問題なくて最初から最後まで愛の重たさと強さを持続したままフィニッシュを決めました(笑)
かなりハイカロリーな内容になっていると思いますしこの一冊だけで過剰摂取になりそうなくらいの内容w
でもこういう底なし沼レベルのカップルが見たかったなって思いました。
私の琴線に触れたこともありますが刺さる人には堪らない一冊だと思います。
個人的にはこの二人の続きの話も欲しいなって思いました。
親友に叶わない想いを抱いていた隠れゲイの世那とそんな彼の秘めた想いを見抜き絡んできたイケメンチャラ大学生の瑠珂。
この二人の始まりはどちらかと言えば最悪かもしれませんがでもそこからすっごい繊細で優しい恋に発展していきました。
世那の叶わない想いが辛すぎる…報われないのが確定的で心がぎゅっとなりました。
実際こんな想いを抱いていたらしんどいだろうなぁって思いました。
だからこそ世那の前に瑠珂が現れて関わる様になったのは彼にとっては結果的には幸運でした。
世那って本当に健気で可愛いなと思います。それと同じくらい…いやそれ以上に不憫なんですけどねw
ですから当初はそんな世那に付け込んできた瑠珂どうなの?って感じだったんですがでも瑠珂で良かったです。
余りに詳しく書くと読む楽しみを奪ってしまうのでこの二人の恋模様は是非実際に読んでみて欲しいです。
瑠珂は瑠珂でまた色々あって…でもそんな彼は初めから世那のことが気になってて…
最初の動機は不純かもですが気付けばもうお約束レベルの…w
でも中々じゃあ付き合いましょう!にはならなくてそう言った部分の展開や描写がまたとても良かったです。
世那は最終的には叶わない想いを昇華するのですがそれも全ては瑠珂が居たから出来たことだと思います。
最後はしっかり結ばれますのでそこまでの彼らの恋模様を是非読んでみて欲しいなと思います。
宮田トヲル先生初の長期連載も遂に完結巻になりました!
瑞々しく眩しいアオハル&音楽BLの最高で最上のフィナーレでした。
きっとこの形で終わるだろうなって言うのは連載開始時から感じてイメージしていましたがそんなの遥かに超越するくらい素晴らしい結末でした。
うたかなが出会って恋をして愛と友情と音楽で結ばれた絆の結末と言うか集大成として最高の形で描かれたんじゃないかなって思います。
でもこれで本当に終わったんだ…という寂しさも去来して…ただそれは言い換えればもう不足なく全て描き切って下さった、そして受け止められたんだろうなって思いました。
個人的にはうたかなと同じくらい滝くんや井波サンが大好きなのですが二人ともサブキャラとしての立ち位置が完璧すぎて…うたかなの重要な部分で大きな力になっていて彼らの役割もまた素晴らしかったです。
特に井波サンは濃いキャラだしダークホース的なイメージもあって好き嫌いの別れるキャラな感じもありましたが個人的には滅茶苦茶大好きなキャラです。
こういうキャラって本当に貴重だと思うしうたかなの未来を切り開いたのは彼だと言っても過言ではない…。
全部書いてしまいたいくらいなのですがやっぱりこの作品を読んで直接確かめて欲しいなって思います。
「読んで良かった!」そう思える作品だと思いますので自信をもっておすすめしたいです。
自分にとっても思い入れ深く忘れられない作品となりました。
思春期ならではの痛みと失敗、トラウマや葛藤や後悔を抱えた少年たちの若葉色の再会ラブ。
そういった部分の感情描写がとても精緻で本当にじわじわと沁みる様な読み味でした。
性行為(未遂)の現場を潤の母親に見られてしまい…それ自体が二人にはショッキングですよね(苦笑)
それから二人の関係は疎遠になってしまい…潤とミチルが抱えた後悔や自責の念。
もう二人の人生は交わる事はない思春期の苦い思い出になるのかなって…でも再会するんですよね。
そこからまた動き出す止まっていた二人の時間…
でも簡単にめでたしになる訳じゃなくて凄く繊細で焦燥感を感じさせるような潤ミチの感情描写が素晴らしかったです。
彼らの痛みも切なさも愛しさも全部の感情が伝わってくる作品で読み味が堪らなかったです。
結末も本当に良かったなぁと思える内容でとても素晴らしい作品だと思います。
鷹神様シリーズのスピンオフ作品です。
梟の王・斑さまとその従者の莎草のめっちゃもどかしくて…でも健気で愛しい主従ラブでとても良かったです!
斑さまがめっちゃ陽キャででも本当は莎草のことをずっと思ってて一途なんですよねぇ…でも二人の仲や過去にはいろいろな事があって。
様々な状況から想いを通い合わせるに至らない状況で見ていて本当にヤキモキするんですよね…そこがいい!
でも斑さまには莎草への深い思いが至る所で感じられて…だからきっと大丈夫と思いながら読めました。
…ましたがやっぱり焦れったくてそこは彼らの周囲の人たちも同じ気持ちの様でそういった雰囲気がまた面白さを感じました。
莎草はクールビューティー系かな、けど芯が強くて斑さまの傍に仕えて御護りすることに心血を注いでて。
でも幼なじみで幼少期には仲睦まじかった二人が、特に莎草がこうなってしまったのには理由があってそこから二人の関係が変わってしまいましたね。
そんな二人が成長して斑さまも北の王として番を迎える必要に迫られお見合い三昧…でも中々お眼鏡に適う相手は現れず。
そりゃそーうだろ!って感じなんですがそんなもどかしい二人があるきっかけで一線を越えてしまって今の膠着状態から関係が動き出し…
そんな様子がじっくりと描かれてて読んでいて莎草の幸せを願う気持ちと斑さま報われてくれ!って気持ちが強くなっていきました(笑)
読み味としては重たい感じではなかったですしでも内容は全然軽くないのでしっかりと読み込めるお話だと思います。
当然スピンオフなのでスピン元未読の人はそちらを読むと解像度が更に上がります。
というか作中でもスピン元の主要キャラ出て来て関わるので出来れば読んでる方がいいかもw
勿論この作品から入っても全然問題なく読めると思います!
総評としては「はぁ、ほんとこの作品よかったー!」ですね。
個人的にはとても大好きな作品なので沢山読まれて欲しいなと思います。
タイトルから想像できるとをり「青春をもう一度」な大人のアオハルラブでした。
高校時代の特別な関係だった隼人と律、でも恋とはならず二人のアオハルも高校で終わって疎遠になって…そして社会人になって再会。
そこから始まる大人のアオハル、再会ラブでそれがもう王道かもしれないけどでもだからこその安心感と良さが素晴らしかったです。
あの頃は無自覚だったけど今は自は律が好きだったことに気付いて夢にまで見た律と再会…そんな鈍感で天然たらしな攻が最高に萌える。
高校の時から美しい空気をまといクールビューティーな律。彼も勿論本当は…なんですが高校卒業してからは疎遠になって…でも彼の心や持ち物には隼人が残ってて…。
そんな二人のアオハルが息を吹き返して走り出したようなストーリー展開が最高に良かったです!
ストーリー的には比較的安定感が強くてある程度予想しやすいかもしれません。
でもそんな既定路線をトヲル先生のキャラ達が等身大で織りなしてくれるので読んでいて本当に心地よかったです。
隼人の無自覚無責任なところも見られたり…そんな彼に律がどんな気持ちだったか…
そういった所もじっくりしっかり描かれているのでもう本当に良かったしか出てこなかったです(笑)
最初はガッツリ隼人に視点を合わせて律を追う様に読んで、次は律に視点を合わせて隼人の事をよく見ると色々分かるかも知れませんw