α.β×Ωのトライアングルオメガバース、完結巻です!
βの藤がたどり着いたところで待っていたのは発情した雪代と、その運命の番である柊。3Pに突入するも、雪代のヒートに当てられた柊はうなじを噛んでしまい…!!という風に物語は進んでいきます。
私はどちらかというと藤派でしたのでこの展開には「まじか……」とかなりのショックを受けていたのですが、結果的には番が成立せず、雪代は藤と過ごすことになり、運命に流されず好きな人と一緒になるというハッピーエンドだったので良かったです。
ただ、柊も本気で雪代のことを想っており、雪代の気持ちを尊重するために身を引いたので、どこかで良い人と巡り合い幸せになってほしいなぁと思います。
後半、結構早足で話が展開し、特に五月女家のいざこざの辺りは台詞も多く、「番成立してなくて良かったね〜!」というテンションを引きずったまま読むと情報処理が追いつかなくなりますが、藤は家族に認められ、柊も家族を再建し、新しい生活を送れることになったので、理想的な形で終わったのではないかと思います。
私事ではありますが、初めて購入した商業BLがこちらの作品で思い入れが強かったので特装版を購入しました。CDも大ボリュームで、嫉妬する雪代が可愛かったです。最高でした!
既に書いてる方もいらっしゃいますが私もデルフィが好きなので是非柊とのスピンオフを出していただきたいです。