これぞ私が求めてたBLって感じ
正直今まで「○○の分まで生きるよ」的なのが綺麗事にしか感じられなかったから、葵のことだけ考えてのラストに最高に興奮しました。
依存してたらそりゃそうなりますよね。納得です。最高です。
もう依存の極地って感じです。
上巻での所々の苦しそうな顔からもう何となく察しながら涙が…
下巻にうつった途端涙がダダ漏れでした。止まらん。明日腫れるやつだ。
終始とにかく泣けました。
福太の過去の後悔についても、葵の辛い過去についても、あの日の決断についても、、全てに涙…。しんどい…。
福太が最後おじさんを殺したあと葵を見つけるシーンで、葵の、福太にそんなことさせたくなかったんだっていう気持ちと見つけて欲しかった、助けて欲しかった、本当は福太の行動が嬉しいって心のどこかで思ってるんだろうなっていうあの複雑な感じにやられました。
福太にとって葵は小さい頃から本人も気付かないうちに依存していて世界で最も大切な存在だったんだろうなって感じました。だからこそ、福太は福太の周りの人達よりも葵と一緒にいる道を選んだんだと思います。
現に、葵がいなくなってしまってからの幼少期の福太は無自覚に他への関心を失ってしまっている。2回目読んでその辺からも葵への執着の強さを感じました。
こんなに泣けた漫画に出会ったのは初めてです。
個人的に秘密基地で福太が言った一言が心にとても残ってます。