"自分の運命くらい自分で決めたい"α×性に縛られず真っ直ぐに生きるβ(→後天性Ω)高校生のお話。
後天性のΩになった八尾くんへの周囲の当たりはきついけど、襲われそうな時に助けてくれて、Ωとわかっても態度の変わらない九條くんが凄く良かったです。
オメガバース作品が大好きでよく見ますが、運命の番(本能)を拒否した時の反動がこの作品独自のもので、その内容にとても驚きました。
"本能に従うことがαにとって自然で幸せなこと"だと言われている世界で、運命に抗い好きな人の為に真っ直ぐに生きる彼らに感動しました。
九條くんの運命の番であった二葉ちゃんもまた、意思とは関係なく運命に動かされて苦しい思いをしています。
最終的に二葉ちゃん含めた2組のCPが誕生した事、とても嬉しかったです。運命に大きく振り回されたけれど、4人……いや、7人には幸せになって欲しいです。