すごかった、泣きました!ずっと楽しみでしたが、とても救われました
同性愛者であるアイデンティティへの悩みが物語の中核にあるのは間違いないですが、人生大変なことってそれだけではなくて、出生に関することや人種、コミュニティ、結婚、パートナーとの将来、そういったことが深掘りされていて非常にリアリティがありました。
「男性同士の恋愛」を読者が楽しむためのコンテンツとしてのお話というより、
男性同性愛者を登場させながら、普遍的な人生の課題を温かく描いていく姿勢が、どこか現実的な気がして最近私はとても好きです。
舞台がアメリカだったからこそ生まれた悩みも多いでしょうが、同様にアメリカだったからこそ彼らは幸せになれたんじゃないかな。
そう思うと、いつか今は救いのない現代日本を舞台にこんな素敵なお話を書いていただけないかなと願ってます。
どんなBLも好きですが、こんなお話がもっと増えていったらいいな。
次回作もとても楽しみにしています!