兄に裏切られ奴隷にされた王子×冷徹超絶美形王子
まず奴隷にされるのが攻めっていうのにびっくり。表紙見たらたしかにそうだった!
絵も大変美しいので、姿を思い浮かべて読み進めるバッドエンドだったら受けの王子に肩入れしすぎてて辛そうだから読むのやめようかなと思うほどに。(チラッと最後読んでからまた戻ってしまった)のが楽しかった!
1〜3巻までかなりボリュームあるのに読み始めたら寝れなくて夜中から読んで気がついたらお昼。
止まらないし、興奮して眠くならないくらい続きが気になって。
受けの王子様が凛として冷徹で剣術も強くて美形でほんと好みの受け様でした。
バッドエンドだったら受けの王子に肩入れしすぎてて辛そうだから読むのやめようかなと思うほどに。(緊張に耐えられなくてチラッと最後読んでからまた戻ってしまった)
へんに正義感を振りかざしたりしないところとか最高でした。人がいいだけじゃ王宮では生き残れない!
そんなことまで考えて行動してたの?天才か!と思えるほど頭脳派の受け様。
攻め様は強いけど、真っ直ぐで人がいいので考えが甘くてそんなところがたまにイラッとするところもありましたけど……
こういう真っ直ぐな人じゃ、ねじ曲がった受け様の良いところに気づくのに1巻以上かかってもしかたないけど、早く気づいてーって思いながらムズムズしちゃいました。
最後まで執政の叔父さんのずる賢い策略や怒涛の展開でハラハラして、息をつかせぬ展開で私の心も休む暇もない。
とにかく受けが血も涙もないように振舞っているけど、王子派の近衛兵とか王子の内なる高潔さを感じ取って、冷血野郎とかいいながらも王子に忠誠を捧げているところはわかる人たちにはわかるんだなあと嬉しいところ。
執政を握っている叔父の策略もねじ伏せていくところは爽快!その後も策略につぐ策略で叔父さん腹立たしい!
うわあ、これはよかった...。1回読み終わってから、また最初からもう一回読んでしまった。攻めは本の主人公の蛍って女に恋してて、いつも似ている子とばかりつきあってたちょっと変人?蛍に似ていればそれでよくて相手の人格なんてほとんど見てない感じがとても好感もてないw
受けは美人でちょっとビッチで口元にホクロがあって見た目が蛍そのもの。(女装とかしてなくて普通に綺麗な男子高校生だけど)
正直、こんな本の主人公に受けを重ねるような攻めより幼馴染の男の方がよっぽどいいのではないかと思ったけど。なぜ攻めの方を好きになったのかがよくわからないところはあった。
でも、段々、似ているからじゃなくて本人を好きになっていく描写や似てなくてよかったと思うようにまでなってきて。
ほんとにお互い大好きなんだなあっていうのが見てとれて最後はハッピーでよかった。
でも、やはり幼馴染はいい男だしもったいない気もする
議員(受け)の秘書をしている攻めはセンセイに心酔して不正がばれたら全部自分が罪をかぶるとまで思っているのに、なぜ裏切るのか。受けの議員がここまで積み上げてきた実績(いくら黒いことがあったとしても)を嫉妬と自分が捨てられるかもという気持ちからと台無しにするのは男らしくなさ過ぎる。どうにも攻めが好きになれない。受けの方がよほど男らしい。
受けがクズだったというけど、よっぽど攻めのがクズだと思う。実直さを買われて身元引受人になってもらって大検も大学もいかせてもらってなぜそんなことができたのか。
女より女々しい...
絵は綺麗だし、冷血そうな受けも好きだったのになあ。
上下巻一気に読んだけど、ストーリーもキャラクターもほんとよかった。
上巻の初めの方の攻めにはちょっとイラッとしたし、あんなに元カノのことで落ち込んでたのにすぐに受けに堕ちてチョロすぎとなったけど。
こんなにすぐ堕ちるの本気かどうかの信憑性がわかなくてただの惚れっぽい攻めだったらイヤだなあとおもったけど。
両想いになってからはスパダリ感がすばらしい。真面目に二人のこれからのこととか受けが心配しないようにも考えてて安心できる。
でもそれって相手が湊じゃなくてもスパダリなんじゃないだろうか。
好きになった相手とか昔の女とかにもみんなにそうだったんじゃないか
とか完璧すぎてちょっと思ってしまって...
もっと湊だからこんだけ真剣になってて元カノへの想い以上のストーリーが欲しいなあ。
元カノにも相当尽くしててやさしかったぽいし。
そして受けの湊は綺麗でかっこよくて嫉妬深いけど、意外とやさしくて好きだ。
子供のころのトラウマもあるし人を信じられないくらい傷ついただろうから
これからは幸せに攻めと暮らしていってほしい!