作者様のpixivのページで調べたところによると、紙の同人誌についてる特典とは別の内容のようです。
こちらはDL版か電子書籍版の特典で、カラーイラスト4枚が巻末に付いていました。
3枚は哲平君、1枚は神谷さんのイラストです。
哲平君のイラストは全体的にピンクが多めで、小悪魔キャラの哲平君にはイメージぴったりです。
特にその中の1枚は、手を拘束されているような感じで、涙いっぱいためた瞳でじっとこっちを見ている、かなり色っぽいイラストでした。
神谷さんのイラストは、ダークスーツを着て、上から少し見下ろす視線で舌なめずりした表情。
まるでこれから哲平君を食べちゃうぞ!といった雰囲気で、なかなかカッコイイイラストでした。
秋月さんも好きな作家さんなのですが、挿絵の円屋さん(今は円之屋穂積さん)も好きなので、読んでみたかった作品です。
いつも登場人物のキャラ設定がしっかりしていて、ストーリーも読みごたえのある作品ばかりの秋月さんですが、今回は中世ヨーロッパを舞台にしたロマン溢れる時代物。
しかも貴族や騎士たちが沢山登場して、この時代がお好きな方にはこれだけでもうかなり気になる作品になるのではと思います。
この巻はまだ物語の序章という感じですが、登場人物が置かれている状況や性格、このシリーズの要となるであろう謎に包まれた過去が紹介されて、十分に読みごたえがあります。
キラキラと見目麗しいキャラも多いです。
ラスト近くにちょっと苦手な展開があったのですが、比較的短めの描写でしたし、今後の展開に生きてくるシーンなのかもしれないと思い、なんとか堪えました。
今後の展開にも期待です!
190ページにも満たない薄い本なので、あっという間に読めます。
全部で6つの短編が収録されていますが、『ホワイトデイ・キス』は高校2年生時の3月、その他は3年時のお話です。
相変わらず収録順が時系列順とは異なるので、時間が前後してちょっとややこしいですね…汗 まぁ、もう慣れっこなんですが…^^;
『プロローグ』から3年時の夏休みが終わった新学期のお話が始まるのですが、『Sweet Pain』へと続く託生君のトラウマとも関係のあるお話がメインです。
突然託生君が気にしだした下級生、託生君の状況を忠実な友人たちから聞いて気にするギイ。
生徒会長の三洲君や親友の赤池君を上手く登場させて、脇役君たちも光ってます。
新たに焦点があてられた下級生達の動向も今後どうなるか楽しみです。