様々な愛のかたちが、登場人物全てにあり、
それは恋愛の愛だけではない。
この作品は、もうBLの範疇じゃないのでは。
と感じてしまう自分も少なからずいます。
いますが、間違いなく当たり前ですがBLです。
誰に気持ちを乗せるかで、物語のみかたがこんなにも違うものだと改めて痛感させられる作品です。
今回は平田の生き様がありありと、描かれています。平田に怒りを感じながらも、命の最期をむかえるくだりは、言葉に表せないほどせつないです。
ヨネダコウさんの作品は大好きですが、
切なすぎて目をそむけたくなったり
あれやこれやを想像することを躊躇してしまうこともあります。
心が痛い。なのにひきこまれてしまう。
暴力は好きじゃないし、ましてやヤクザ系は
自ら手には絶対しないジャンル。
自分自身にとって、かなり苦手要素が多いこの作品ですが、近年では1番好きな作品でもあります。
この矛盾にもにた、ふばらんすな感情を持たせてくれるこの作品は、BL好きじゃない方にも読んでほしくなります。
憎しみは何を
苦しみは何を
哀しみは何を
愛しさは何を
沢山の何を考えさせられる。
新刊が出るたび、一巻から読み返しをする
答えのでてない、答え合わせを
自問自答しながら読む。
できることならば、ファンミーティング的なものがあり、ファンの方々で様々な感想、見解の
ディスカッションがみたいなー。
結末出る前に。