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女性kaya。さん

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No Title

弄ぶつもりが秋央のまさかの反撃に遭ってしまった義人。

自分にあっさりと恋をして自分の思うままかと思われた秋央の
意外な反応に今度は義人が振り回されることに。

冬子のことなんて忘れたかのように突如秋央に猛アピールを始める義人。
義人が秋央に落ちたタイミングは一体いつからだったのだろう?

そんな義人の変化に期待してしまう秋央ですが、
遊ばれて傷つけられるのは嫌だと臆病になってしまう秋央。
でも、義人への恋も諦められずお試しで付き合うことに。

結局終始義人に翻弄されていた秋央。
けれど、義人の魔の手にも染まらず、最後の最後までピュアっ子でした。
本当にいい子…
まだ幼いうちに自分の性的指向に気付いて絶望していた冬子が
義人に救われたというエピソードに不意打ちされてしまいました。
クールなあまり弟にも冷たく見える冬子でしたが、
実は誰よりも大切に想っているという姉弟の絆にぐっときました。

義人もまたそんな秋央の無垢さに救われた一人なのかもしれない。
根底の軽さのせいでなんとなく不安さが残る義人ですが、
この先は秋央に一途で幸せにしてあげてほしいな…。

ライバルは姉!?

パース先生のコミカル色強めな純愛!

高校生の萩原秋央には“女王”の通り名を冠す
容姿・成績と全てにおいて恵まれた姉・冬子がいます。

そんな彼女とは違って平凡な自身にコンプレックスを抱く
秋央でしたが、ある日、校内でも有名なモテ男・義人に恋をして…。

姉と弟と、三角関係?修羅場?と思うかもしれませんが、
実はこの姉、冬子の恋愛対象は同性なのです。
そして、同級生の彼女もち。
つまり、姉はレズで、弟はゲイ。

なので、三角関係にはならないものの、
そもそも義人のお目当ては姉の冬子でした。

冬子を落とすために利用される形で義人と距離が近づいてゆくのですが、
義人の思惑にも気付かず純粋にときめいてしまう秋央がピュアすぎる…!
そして、同時に義人のクズ具合に腹が立つぅ~!

そんな純愛とは程遠いはじまりだった二人の関係ですが、
距離が近づいてゆくにつれ義人の気持ちも変化してゆきます。

度々思わせぶりな言動で秋央を惑わす義人ですが、
クズということ以外は何を考えているのかわかりづらく、
落ちたと思いきやまだ落ちない…と秋央同様に振り回されてしまいます。

秋央の純愛が報われますように…。

見た目は怪異、中身はお茶目

前作「これが恋に違いない」で変わり者な攻めを描かれていた
著者様ですが、今作はさらに上を行く“怪異攻め”です。

全17話収録されていますが、1つのお話は10~20ページ程の
ショートストーリー形式になっています。
内容を“怪異さん”と“飛鳥くん”の日常を描くほのぼのかつ萌えな物語。
ハートフルラブというよりはハートフルライフ?に近いかも。

ちなみに見た目は異常なまでに身長が高く、目玉はなくて、
歯もギザギザで舌もびろんと長くてホラー感のある“怪異さん”ですが、
中身は優しさと茶目っ気たっぷりなので怖くはありません♪


二人の出会いはある夜、“怪異さん”が帰宅途中の
“飛鳥くん”に声を掛けたところから始まります。

はじめのうちは異形の怪異さんにビビりまくって泣く程に怖がっていたのに、
一緒に過ごすうち「怪異さん」なんて呼んで懐いてゆく飛鳥くん。

学生時代はオカルト研究部に入っていたくせに怖がりだし、泣き虫だし。
その割に怪異相手になかなか肝が据わった発言や行動もあって、
性格が読めなくて面白い子です。

そんな飛鳥くん相手に怪異さんも会う度に愛おしさが増してゆき、
ことあるごとに口から「可愛い」が漏れ出ちゃったり、
その可愛さに涎が垂れちゃうくらいにメロメロに。

飛鳥くんから名前を呼ばれただけでテンション爆上がりしちゃったり、
自分で怖がらせておきながら飛鳥くんが泣き出せば自分で焦って慰めたり、
見た目の割に怪異感がないんだよなぁ。

体格差を利用して自ら“座椅子役”を買って出たり、
お風呂上がりの飛鳥くんの髪を乾かしてあげてたり、
誕生日にはごちそうを用意して待っていてくれたり、
気付けば帰宅する飛鳥くんを「おかえり」と出迎えるまでになっていて、
生活に馴染みまくってるんですよね。

そして、前述でもわかるように怪異なのにやたら献身的!
怪異という性質を除けば、もはやただの溺愛攻めなんです。
飛鳥くんを溺愛しすぎてたまに変態っぽいところも人間みがあって結構好き(笑
あと、毎回髪型が微妙に違っていたり、ピアスバチバチだったり、
怪異なのにお洒落なところも個人的にお気に入りだったりします。


ただ、ふとしたときに物騒な発言や行動が垣間見えて、
その極端さにやっぱり人外なんだよなぁと思い出させられたりも。

そうして一緒に過ごすうちに人間と怪異の垣根を超えて
じわりじわりと恋に発展してゆきます。
先行はやはり怪異さんでした。
割と尽くして甘やかしてぐいぐいアピールしているものの、
ピュアで天然な飛鳥くんはなかなか気付いてくれません。
これだけ「可愛い」を連呼して、添い寝して、キスまでして…
にもかかわらず、全く意識されない怪異さんになんかもう…
同情しかありませんでした。

けれど、突然怪異さんが姿を消したことで
ようやく自分の気持ちに気付いた飛鳥くん。
待望の恋人同士になって怪異さんの大きな手と
飛鳥くんの子供みたいな小さな手が繋がれるシーンは
もうニヤニヤしかありませんでした。

描き下ろしは怪異さんが飛鳥くんを見初めたきっかけと
二人の出会いが怪異さん視点で描かれています。
このお話を読むとホラーめいていた二人の馴れ初めが
すごく尊いものに見えてきた…。
怪異さん、飛鳥くんに受け容れてもらえてよかったね…!

これってまだ続いているのでしょうか?
このほっこり感が好きと思いつつ、
二人の恋人編も見たいと思わずにはいられません!
そっと続編、お待ちしております。

No Title

上巻はお金持ちの遊び人が初めて会うタイプのピュアっ子に
惹かれてゆくというアオハル全開なストーリーでしたが、
下巻でまた印象が一転します。

ようやく水沢の想いが伝わり、恋人同士になった二人でしたが、
幸せ絶頂の中とんでもない秘密が発覚してしまいます。

そのせいで二人は別れることになり…
ここからどうなるんだと思ったら、まさかの7年後。

そして、その間も紺を忘れることができず、
自分から会いに行ったくせにいつまでもヘタレている
水沢にじれじれしてしまいました。

ちょっと下巻は色々詰め込み過ぎた感がありました。

その無垢さがいとおしい

周囲から誤解されやすい高校生の紺はある日、
先輩の水沢から突然「君を守る」と宣言されて…。

最初あらすじだけ見て、少女漫画か?と思ったけれど、
紺も水沢も高校生という年齢にしては色々と背負っていて、
キラキラな青春とは程遠かった…。

紺も初っ端からケンカなんてしているので
ヤンキー受けかと思いましたが、
強気なだけでその本質は健気で愛されたがりで、
愛でたい欲が刺激されまくりでした。

そして、なによりピュア!!!
無垢で健気すぎて、こんな素顔知ってしまったら愛さずにはいられません!

そんな紺の素顔にまんまと引き寄せられてしまった水沢。
第一印象は恵まれた家に生まれ王子様然とした見た目の水沢でしたが、
紺に近づいたきっかけは好奇心だし、キスマを見せびらかす程度には
遊んでいる見かけ紳士、中身は奔放な遊び人なのでした。

紺を守る宣言&告白後もどうにも彼が本気とは思えず、
一体何がしたいんだろう?となかなか理解に苦しむのですが、
それでも紺のピンチには駆けつけてくれるし、執着はあるので、
もしかして恋愛は初心者系のヤリチン?となんとなくわかってきたかも…。

そして、ようやく紺に本気になりかけてきたところで下巻へ。

熱くてもいいよ コミック

 

眩くあたたかな青春

「熱くてもいいよ」なんて情熱的なタイトルに似合わず、
ほっこり、あまあまなアオハル作品でした。

真面目で大人しい高校生の凪はある日、自分とは正反対で
クラスの人気者の夕輝に反省文指導をしたことをきっかけに
交流するようになります。
お互い誰にも言えない“夢”を共有することで二人の親密度は増してゆき…。

一見やんちゃな夕輝ですが、彼の印象からはちょっと意外な夢を持っていて
その夢に邁進する情熱的な青年でした。
そして、それは恋も同じようで。
はじめはどちらともなく惹かれあっていった二人でしたが、
途中からは控えめな凪にワンコのごとくまっしぐらに甘々アプローチ
してゆく夕輝にキュンキュンさせられっぱなしでした。

そんな夕輝に引きずられるように恋に落ちてゆく凪でしたが、
夕輝と一緒にいることで諦めかけていた夢をもう一度目指したり、
逆に夕輝の夢を叶えるために背中を押してあげたり、
二人の関係性が素敵でした。

あまり抵抗もなくするすると惹かれあってゆくので、
若干の物足りなさは感じてしまうかもしれませんが、
個人的にはそんな二人の甘くてキラキラなアオハルに癒され、
萌えて、大満足でした。

下巻まで読んでみて良かった

正直、上巻を読んだときはもう下巻はいいかな、なんて思ってました。

誘拐・監禁なんて物騒なストーリーなのに空コミカルで浮いていて、
一向に進展もなくて…グダグダだなぁ…なんて思ってたっけ。

けれど、下巻に入ると突如二人の過去が明かされ、
それが現在の物語へと繋がり始めます。

実は子供の頃に出会っていた薫と虎太郎。
大切な約束を交わしていたのにそれが叶えられることはなく…
そんな二人がここにきて再会なんて…なんつー運命的!

寡黙でクールに見えるけれど、本当は子供の頃に出会っていた
虎太郎をずっと忘れることができずにいた薫。
まさかこんなにも一途で純粋な男だったとは…ギャップに悶絶必至です!

ここに至るまで、間違いもしたし、すれ違って、傷つけもしたけれど、
それがあったからこそ今の二人があると思える絶妙な構成でした。

ずっと仏頂面だった薫が見せたラストのとびきりの笑顔に
なんだか涙腺がぐわっとなってしまいました。

辛いことをたくさん経験してきた二人だからこそ、
これからはずっと一緒に、笑いあっていてほしいな。

実家にご挨拶編

前巻ではネズミ姿から人間に戻れなくなってしまう
“クッキー症候群”になってしまったものの、
宇迦野の献身によって無事人型にも戻り、
生涯を共にすることを誓い合った宇迦野とさちお。

プロポーズの次は家族へのご挨拶ということで、
今回は実家訪問エピソードから始まります!

大手グループで敷居高めな宇迦野の実家は後回しで
まずはさちおの地元へ向かった2人。

弟が3人に妹、母、祖母…と
大家族に迎えられた宇迦野でしたが、
弟のナツキには歓迎されていないようで…。

歓迎したくても本能的に受け容れられないさちおの家族たちですが、
おばあちゃんの言葉によって救われます。
老いのせいもあって人型よりもネズミ型のままでいるおばあちゃん。
小さな体で自分たちにとっては捕食者である宇迦野をのんびりと
受け容れてくれるその包容力に心があたたかくなります。

そして、さちおのフォローもあって
なんとか家族に結婚を認めてもらえた二人。
疲れをいやすためにゆっくりバカンスを過ごしているところに
今度は宇迦野の父と兄が現れます。
二人の仲を認めてくれていると思いきや、
無理難題を突き付けられてしまうことに!

さちおの家族もそれぞれ個性的な面々でしたが、宇迦野の父もまた曲者でした。
そして、今回は以前宇迦野の話に出てきた兄も登場しています!

そういえば、さちおの家族はみんなネズミなのかと思っていたのですが、
みんなそれぞれネズミだけど種類が違ったり、ハムスターだったりと
同じ家族でも個体差があるのが面白かったです。

今回の二人は全体的に糖度高め!
はじめの頃は素直になれなかったさちおももうすっかりデレまくりです。
そして、相変わらず胡散臭さは変わらないけれど、
さちおへの愛と執着だけは読めば読む程に深まってゆく宇迦野。
宇迦野がいつまで経っても敬語の理由も明かされていました。
まさかそんな深い訳がちゃんとあったとは…。
でも、いつか宇迦野のタメ口を聞いてみたいな。

エロと見せかけて純愛?

拍子のエッチな肉感ボーイに引き寄せられて…。

本作がデビュー作とのことですがテンポが良く、読みやすかったです。
ただ、登場人物たちの背景描写が浅く、若干物足りなさもありました。

かつて映画監督を夢に見ていた大学生の木虎は
AVのモザイク処理をするバイトをしていると、
高校時代の同級生・大隈が出演している作品を見つけてしまい…。

恋の始まりは高校時代の同級生との再会でした。

けれど、大隈との再会時には既に木虎は
大隈がゲイビ男優であることを知ってしまっていました。
純粋に再会を喜んでくれる大隈に対して、
脳内はエッチな大隈の姿と罪悪感でいっぱいの木虎の葛藤が
おもしろかったです。

一方の大隈はというとそこそこのゲイビ男優ですが、
男優を始めたのには特に深い理由はなく、
友人に騙されて紹介されたものの案外興味をそそられて、
相手探しにも困らないからという軽いノリでした。
不特定多数の男たちに抱かれるのもあくまでバイトと割り切っていて、
抵抗もなさそうですが、ビッチというわけでもなく。

物語は木虎視点で展開してゆき、
高校時代にはカースト上位グループに属していた大隈が
どうしてあまり絡みはなかった自分にぐいぐい迫ってくるのか?
という葛藤に陥りますが、私自身も同様の疑問が浮かんでいました。

ありがちではあるけれど、実は高校時代から好きだった…的な
ロマンチック予想立てていましたが、結局最後までその辺りの
エピソードはなく、大隈視点で描かれる部分もなかったので
謎めいたままに終えてしまい、少々拍子抜けでした。

好きな人ができたらゲイビ男優を辞めると言っていたので、
元々好きというわけではなかったのかな?

たぬきに化かされて

片想いの先輩・杵築を追いかけて京都の大学に進学した宇佐見。
憧れの先輩を探す日々ですが、一向に見つからず思い悩んでいたある日、
偶然立ち寄った古びたコインランドリーで半裸の男・衣田に遭遇し…。

イマドキ珍しいくらいピュアな後輩に好奇心をそそられた衣田と
失恋直後に好みのイケメンに言い寄られ絆されちゃった宇佐見という
はじまりは流れ流されと始まった二人でしたが、
一緒に過ごすうちにちゃんと恋になってゆく過程がいい!

一見飄々としていて本心がなかなかわかりづらい衣田ですが、
気付けばどっぷりと宇佐見沼に嵌ってしまっていて、
言動の端々から愛が感じられるのにほっこりしました。

そして、その見た目の通りに初々しくて可愛い宇佐見ですが…
恋人が初めての恋人でエッチだって初めてのはずなのに
実は意外とエロエロしいというギャップがツボでした///

基本的にはほのぼのとコミカルな雰囲気の世界観ですが、
衣田の卒業&就職を目前にしてすれ違ってしまう二人にひやり。
普段はマイペース自由人なのに、いざというときにヘタレな衣田が
心臓に悪くてドキドキしてしまいました。

宇佐見の初恋の相手の杵築先輩もところどころで登場して
宇佐見にときに助言だったり、余計な発言をしていたりしていましたが、
結局のところ宇佐見に対しては恋愛感情はなかったんだろうか。。。?