話がとにかく良かったです!!
本筋がとにかく丁寧に丁寧に描かれています。
読んでいてそれぞれの気持ちがちゃんと伝わっててきます。
人間ドラマをしっかりと描こうという作者さんの真摯さを感じました。
内容としては、障害がある人間を描くという点でもとても難しい題材を選んでいると思います。
そしてお互いの微妙な距離感など、本当に細かい部分を丁寧に描かれいている作品だと思います。
こういう恋愛よりもお話自体に重きを置いている作品って、BLじゃなくていいと言われたりしますが、いやいやいや!そうじゃないでしょう!?
男の子同士の心の通じ合いをこれだけ丁寧に描かれている作品ほど評価されて欲しいです。
好き!エッチ!らぶらぶ!みたいな作品より、しっかりと内容で読ませてくれる作品でした。
最初は表紙の絵に惹かれて購入しました。
まるで海外のコミックみたい!と思って手に取りましたが、本当に海外の作家さんでした。
とにかく絵が美しい…写実的な絵でアメコミを読んでいるかのようです。
そして話も凄く面白いです…萌えとかそんな単純な言葉ではまとめられません。
ちゃんとお話し自体に面白さがあり、そこに同性愛の要素が自然に入り込んできます。
作風としては海外ドラマのような展開です。
ドキドキというよりハラハラという感じ。海外ドラマが大好きな私にはドンピシャな内容でした!
日本が舞台ということですが、話の進み方や世界観的にアメリカの方が近いかと思います。
キュンキュンする内容が好きな方には合わないかもしれませんが、本編にしっかりと筋があるので作品としても完成度が非常に高いです!
そうそう、こういうのが読みたかった!というのが詰まっています。
じっくりゆっくり関係を深めていくお話で、最初から最後まで心が潤います。
明日美子先生の美麗な絵も作品の雰囲気をさらに深めてくれて、ため息がでるくらいに萌えます!
二人の男の子の心理を丁寧に描いているので、BL初心者の方におすすめできます。
思春期の恋愛ってこんな感じだったかもしれない、何もかもがキラキラしてて相手の動作一つにドキドキする…そんな甘酸っぱい気持ちが湧いてきます。
先生のダークな作品も大好きですが、こちらは世界観に透明感があり、キュンキュンしっぱなしです。
青春のトキメキが繊細な心理描写で描かれていて、本当に最高という言葉しか出てきません。
恋愛ってその時の空気すら愛おしく感じると思いますが、そんな気持ちを与えてくれる名作だと思います。
ゲイ友にオススメされた作品でしたが、ガチムキ同士の男くさいBLでした。
表紙から分かるように画力がすごいです…まるで青年漫画のようです。
絵柄も作風も男っぽいので、男性は好きそうだなぁと思って読みました。
最初は表紙詐欺なんじゃ…?と思ってしまってごめんなさい…(笑)
強くで怖いガチのヤンキーが一方的に攻めに犯されてしまうのがとってもエッチで背徳感があります。
見た目だけじゃなく青年漫画に出てくるようなヤンキーなのも最高です。
犯す前に顔を叩かれても起きない描写が入っているので、何故起きないのか…という部分は個人的には違和感なく読めました。
まだ前編だけなので、後編でどう決着がつくのか楽しみです。
可愛いBLがお好きな方には合わないと思いますが、BLに男くささを求めている方にはオススメです!
あと筋肉がとてもお上手なので、筋肉フェチの方は必見です。
おじさん受けに年下の警察官攻めで、最初から最後までハッピーが詰まったお話でした。
大きな障害がある…みたいな話ではなく、淡々と思いを重ねていくタイプのお話なので、読んでいて気持ちがスッと入ってくるので、作者さん上手いな~!と思いながら読みました。
攻めの長身くんはむっつりでかわいいです(笑)
受けを思ってオナニーしてるとこは最高にえっちです。
長年の片想いを受けに打ち明けるシーンは切羽詰まった感じもあってグッときました。
歳の差があることや、同性であることをあまり深く描かれてないのも個人的にとても良かったです。
そういうテンプレートはもういらないのでは?と思うので、そういった点でもおすすめです。
そして絵がとにかくキレイでお上手です!
とっても見易いし、エッチのシーンも上手いし、言うことなしです!
1巻の時点でどう展開していくのか気になり3巻まで追いかけていましたが、最終巻を読んでの感想は無難に終わったな…という印象です。
これだけの内容なら2巻で終わらせられたのではと思います。
昭彦が人間としての生を選んだ時は、これが二人が決めた愛の形なのか…と寂しさもありながら納得もあり、とても考えさせられる展開でした。
しかし結局和重は昭彦を吸血鬼にしてしまう…吸血鬼ものの作品でよくある展開に。
ただハッピーエンドで終わらせるには、確かにこの方がいいとも思います。
他の方もかかれていますが、スピンオフがあれば将門の話がもっと読みたいです。
全作通して主要の二人以上に存在感のあるキャラクターなので、彼の人生を詳しく読んでみたいです。
絵柄は本当に美しいです。
エロ描写も艶があってお上手です。
ただこの作品ではエロはなくても良かったと思います。
みちのく先生は絵の美しさとエロさが魅力の作家さんだと思いますが、だからこそ内容で勝負した作品が読みたかったです。