稲荷屋先生の作画力の高さに独特の世界観やしっかりした布石、軍服や平安装束、戦車、本当に書き込みが素晴らしいです。
読み応え抜群の話の設定がしっかりしすぎてるぐらいあり、
幼少期に出会ってるとか、藤棚のシーン本当に美しい。
周りの制止を振り切ってクラウスに必死に息を吹き込むシーン…
今まで感情が読めなかったタキの激昂シーンでわかりにくかったクラウスへの愛を確信の列車での戦いのシーンは圧巻です。
タキが強くて格好良い!そして美しい!瀕死状態のクラウスに駆け寄り、抱きしめ、決して逝かせまいとするタキの姿には胸熱くなりました。
この2巻は、タキの感情が表に出るようになってて、タキのクラウスに対する強い愛を感じることができた1冊でした。
クラウスの狂犬っぷりは昨今のBLコミックじゃそうそうお目にかかれない感じで良き、主従関係、軍服、萌えの宝庫な作品です。
旧版を持っているので、ここまではずっと再読していて内容を熟知していますが、3巻は9月発刊予定ということで、雑誌を追っていなかった身として、すごく待ち遠しいです!!
そして、連載が再開されて完結されることを願っています!
タキに忠誠を誓う騎士で気性が荒く「狂犬」と呼ばれる元敵国軍人クラウス・フォン・ヴォルフシュタット大尉と、一国の命運を担う気高く美しい指令官で機甲師団長のタキ・レイゼン。
出会った時から惹かれ合うクラウスとタキ。
留学先のルッケンヴァルデ機甲学校での、最後の夜の互いを純粋に想い合う心を感じさせるエチシーンは現在のところ唯一の痛くない描写で良き。
祖国に帰り、タキは簡単には寄り添う事が許されない立場。清浄潔斎であれ、と求められる身である事をクラウスに隠していたタキ。想いが上手く伝わらず擦れ違う様が切ないです。
クラウスの狂犬っぷり、タキの圧倒的な剣捌き。
どんなときもお互いを心に、生きようと必死で戦う2人に切なさが募ります。
過去の2人の出会いも鮮烈な美しさで、運命を感じさせる。
平安時代の貴族文化が残るif世界の独特な世界観。
和洋折衷で、軍服も平安衣装もとにかく美麗。
旧販より進化した画力、良修正、まさに神作品です。
CDを持っていますが、井上さんと千葉さんの声で漫画を読むと自動的に変換されるくらい、リピート再生しすぎています。すごく再現されているので、ぜひ再販されて、皆さんにもっと聴いてもらいたいなぁと思います。
稲荷屋先生の画力は、緻密で素晴らしいと思います。
時系列があちこちに飛ぶ場合がありますが、何度か読み込むと理解出来ました。
オススメします!