ニシンさんの作品は、以前より同人誌の方でもチェックしておりました。
写実よりで画力の高く作画の素晴らしいことや、他の作家さんにはないグロテスクさとエロ表現が混ざりあったサスペンスのような、ホラーのようななんともいえない世界観が好きで、コミックスも期待して読ませ頂きました。
Heartlessは、映画のようによく練られていてとても楽しく読めました。
ただとても残念だったのはナルコの吸精鬼という設定のせいか、エロがいまひとつに思えてしまったことです。
エロシーンが設定上心臓を食べるという食事シーンの延長で展開されるので、描写はお上手なのですが、どうもエロく感じられなかったのです。
エロいはずのモブレもお腹すいているんだなぁ…吸精鬼の仕事だしねぇという感じに思ってしまって。
また、マヌエルとの情事のシーンが少なかった(モブレが多かっです)ところも残念でした。
母さんと呼んでいるところから、恋愛より家族愛を感じそれはそれでとても良い話なのですが、期待していたBL感がなかったというか。
サスペンス映画を見ているような楽しさはあったのですが、関係性が萌えきれなかったのかな…。
オズモンドの絡みは、恋愛要素がありそうだったので、そちらをもう少し掘り下げてくれたら嬉しかったです〜。闇の腐女子なのでこういったダークテイストな作品はありがたく、設定作画世界観キャラ、とても好みなので、期待しすぎたのかもしれず不完全燃焼でした。
もちろん、作品としては面白く大好きな作家さんなので次回作も楽しみにしております^^