大好きな陸裕さんのイラストとレビューが良かったので迷いながら購入したのですが、失敗でした。
読みやすいという点ではお勧めです。
でも内容が浅い。
序盤でいきなりくっつくけどそこから幾多の試練が!的な内容なのですが、どれもかる~いハードル。
そもそもなんでお互いそこまで好きになったのかわからないまま始まります。
まぁ、カラダがよかったんだろうけど(笑)
ニコの病気とか悟の御曹司としての立場とか色々出てくる割にはどれも軽々超えちゃいます。
あまりにも軽すぎてハードルとは思えないくらい。
しかも乱発しすぎてどれも小ネタになってます。
心臓、許嫁、双方の親と出てきては数ページであっさり乗り越えて…の連続。
もうちょっと深みが欲しかったです。
あれだけ詰め込むなら、前半の話だけで1冊書ききるくらいであってほしかったです。
内容が面白かっただけに軽くまとまりすぎていて残念でした。
ちるちるでの評価は分かれてるな~と思いながらも、砂原さんは嫌いじゃないので購入してみました。結果はまあこんなものかなという感じ。前半は楽しかったのですが、後半は無難な感じに落ち着いちゃってます。
設定としては御曹司×薄幸美少年でありがちなもの。ただ前半は御曹司のあまりにも世間知らずな性格のせいか、若干コメディっぽい部分もあり楽しめました。薄幸美少年の珠希のつっぱった感じが、杏藤を好きになっていくにつ入れて徐々に可愛くなっていくのもよかったです。
ただ後半のできあがってからの二人はちょっと物足りなかったです。杏藤さんの宇宙人ぶりもあまり出てこないし、それよりちょこちょこ出てくる珠希の母の印象が強かったです。珠希の過去から関わってくるのは仕方ないにしてもちょっと出過ぎかな。しかも邪魔するわけでもなく、何のために出てきてるの?って感じでした。主役二人も最初のつっぱり具合や宇宙人ぶりがなりを潜めた感じで普通のカップルになってたのが残念でした。