うはは!
とてもおもしろいノリですね。絵がうけつけないという人は多いと思いますけど、
それ以上のものがあります。
特に「ウケ」のアノ時の顔が、最強ぉ~。
びっくり、あわてて、ちょっとだけ恥ずかしいみたいな顔にドキドキしてしまう自分がいます。
最後に収録された「幸せなら手をつなごう」のリーマン小西くんが涌井課長にやられてしまうときの表情は、特によかったぁ!
ドライで飄々とした進行ですが、なぜかHの部分が妙に生々しくて、とてもエロいのです。
葡萄瓜さんもおっしゃってますけど、けっしてリアルな表現だからエロいんじゃないですよ。
好き嫌い分かれるのだと思いますが、私は好きです!
アズマは生物化学兵器開発企業の社長警護の任務につき、受けのセツと出会う。
天然で考えなしだけど、身体能力は突出しているアズマを最初、クールで厭世的なセツはうざいヤツだと思っているが、次第に二人の心は接近していく。
今年、好調な楽天イーグルスの選手でいうと、アズマ=田中、セツ=岩隈といった感じでしょうか。かなり強引ですが……
設定としてハードボイルドな展開になっていますが、張り詰めた緊張感とまではいかないです。設定に不満はありますが、二人の信頼関係は、安定感があって安心してみていられます。もっとハードな展開になると、またちがった満足感があるのでしょうが、これはこれでOK!
この作品は2002年、MAXシリーズの闇社会特集に「パートナー」という題名で単発で掲載された作品。4年後に「ラストパートナー」が連載。まとまったところでコミック化されたので、絵質がかなりちがっています。日輪さんの遍歴を見ることができるのもこの本の楽しみの一つでしょう。絵をみると、そのときの流行っていうか、雰囲気が伝わってきますね。