レビュー下手です。すみません。
とにかくインパクトがすごい作品でした。
こんなにすごい「ヤンデレ」は初めて読みました。
鬼畜と言う言葉って本当はこんな意味なんだと目からウロコでした。
攻めの弟がとにかくやばすぎます。
鬼畜・鬼・人でなし・悪魔・絶対的支配者・・・むちゃくちゃな人間です。
兄への執着心がものすごくてそれを邪魔する人間は誰であろうと全く容赦しません。
そんな弟の本性にうっすら気づいていたのか、受けの兄は最初から弟に対して腰が引けてます。
おどおどした感じの流されやすそうな兄です。
後ろの方に少し父との3Pシーンがあり、そこは「ピジョン・ブラッド」と似ているなと感じました。
そして最後に弟との関係に堕ちていく兄。
気持ちが悪くなるほどの弟の異常さと妙にリアルに感じてしまう文章で一気に読んでしまいました。
エロエロは間違いないのですが、拒否反応が出る人と面白いと思う人真っ二つに割れそうな
ダークな作品です。
邪魔をする人間は身内でも殺してしまったり、電車の中でのプレイの強要(もちろん周囲にばれてます)や家族に兄弟の関係をばらしてしまったり(ばらし方がすごくて家族全員引いてます)というのがまったくダメな人はおすすめしません。
私は買って良かったと思います。
普段はラブラブなのとか好きなのですが、たまにはこういう作品もいいなと思いました。
一気読みした翌日もまた読みましたし。
いろんな出版社で断られたという作品(あとがきから)で、この作品を出してくれたシャレードさんって
本当にすごいなぁと思いました。