普通のファンブックと違って書き下ろしがボリューム満点で嬉しかったです!
特に今年はコミケでの新作同人誌販売をされないのがとても寂しかったので。
今までのシリーズのキャラがちょいちょい出てきてくれるのも嬉しかった!
木崎了のキャラが「こんなにヤバいやつやったんか!」という発見もあり・・・麻生さんとの絡みが気になりすぎます!!!
キャラ設定では、設栄の身長とか設Pの出身地とか知れて嬉しかったです!家族構成とか気になるなぁ〜
みんなに同じ質問をするというコーナーでは、彼氏にどんなドッキリをするかというのが面白かったです!想像してニヤニヤしちゃいました!
ペーパーは協力店のものと紀伊國屋のもの2つGETするために遠方の本屋に買いに行きました。
紀伊國屋のほうは潮メインです。今まで「横暴横柄な計の世話をここまで幸せそうにできるのか?」と少し疑問なところがありました。計がそこまで魅力的だからと片付けていましたが、潮にはこういう背景があったんだなーと納得させられるストーリーでした。なかなか入手するのが難しい方もおられるでしょうし、読解力と想像力のある方なら本文から推し量ることもできる内容だとは思います!
執着がすごい・・・!
という言葉がしっくりくるかは分かりませんが、設楽は言わずもがな、栄も栄で、設楽に多大なる影響を受けていたことが明らかになった前作から続いて、今作ではずっと設楽にどう思われるか考えてて・・・めちゃくちゃ萌えました!
期待に応えたいし、設楽の番組守りたいし、必死なところが良かった!
前半の不安ターンからの、後半は信頼感!
言わんとすることが伝わっちゃうのとか、設楽がいいって言ったら行くよ〜と堂々と言っちゃうのとか、めっちゃラブラブしてますやーん!
個人的に名台詞は深の「めちゃくちゃニワカやないかい!」
最大にキュンとしたのは、「お互いしか見えてない」的なことを栄が思ってたところです!
「まもって」の視線でイチャイチャするのも良かった!!
「ふさいで」の2人が大好きすぎて、震えながら読みました!
本編では巻末に少ししか書かれていなかった設楽視点での話が新鮮で萌えました!設楽がどんな風に栄を好きになっていったか、その歩みが麻生とのオトナトークで垣間見れます。ずっと栄のこと好きで頑張ってくれてたんだなーと思うと、ほんと報われて良かったと本編の感動が厚みを増します。
栄と錦戸の化学変化は大爆笑★嫌々ながらもお互いの実力を認め合う着地がアッパレ!!
「宗介」呼びという、萌えプレイを実現して下さった一穂先生に感涙!!!きっと読者も100万通りくらい「宗介」呼びシチュを妄想したハズ!!
どこか素の計と似た所がある栄ですが、「ラブホでも寄ってくか」的なことを言えてしまうところはやっぱり栄だなーと思ったり。
1番気になるのは設楽が麻生に栄とのことを報告したのかどうか!!社内恋愛っていうのはバレてるし、上手くいった報告をしておきながら相手の名前は伏せるとか出来るの??言っちゃうの??相馬栄と付き合ってますって言っちゃうの??てか言っとかないと、栄を番組に引っ張って来るわけだし、後々バレた時に面倒だよね?とか考え出したら止まりません。
潮×計は大好きなカプで、虹彩はそうでもなくて、他の一穂作品も面白いけど、読み直したい程好きなのはなくて。ふさいではどうかなーと思ってたけど・・・もう5回くらい読み直してます!!!
ほぼデレないツンデレが好き!+社会人ものが好き+仕事できる人同士が好き→よって、ドストライク
でした。
あの傍若無人な相馬が、セフレの女とやってた相馬が、どうやって設楽と結ばれるのか、萌え萌えしながら読みました。終始シリアスでしたが、それはそれで、このカプに合ってました。
なんだかんだ言って、設楽に身も心も許してる栄が可愛い!!栄に一途な設楽も素敵!!これから思う存分栄を溺愛して欲しい!!
年の差、上司部下、長い月日、人格破綻、職場内恋愛など、シチュエーション的には最高で、もっと2人のこと書いて欲しいです!!
美しいことがそこまで好きにはなれず、木原作品に消極的でしたが、レビューをみて再チャレンジ!
結果、最高に面白かったです!!!
木原さんってリアリストだなーと思ったのが第一の感想。みなさんが言うほど攻めも受けもゲスいとは思わなくて、おるなー、こういう人。BLは人格者多すぎすぎ、スパダリが多すぎるだけで、現実の人間ってこんなもんやんなーと思いました。
BLってある意味ファンタジーで、書き手も読み手もそれを承知してるエンターテイメント性が高い物が多くて、それはそれで楽しく読めるけど、木原さんのは妙にリアル、だからしんどい!イケメンな受け、だけと仮性包茎で小さめなんて描写、ファンタジーBLだとなかなかお目にかからない!
現実では少なくとも一方がノンケだと99パーセント恋愛にはならないし、セフレはあったとしてもハッピーエンドってなかなかないわけで、それでもBLにしたければ、ノンケの価値観を打ち破るだけのショッキングな何かが必要で、今回の監禁調教はそれに値する出来事で、リアリストな読み手を納得させてくれるストーリーだった。監禁調教の何が受けを変えてしまったかって、それが単なる身体の快楽だけなら、それだけの陳腐なストーリーだけど、攻めから逃げるまで間に、何度も攻めを絶望に陥れる妄想してそれにとてつもない快感を得ていたっていう描写で、憎しみ余って愛しさ100倍というか、そういう精神的なベクトルが攻めに向いてることをきちんと書いてくれたことで、ゲイ×ノンケの共依存的なハピエン?に納得できました。
ラストが特に好きで、映画のラストシーンのような余韻が気持ちよかったです。