このBLがやばい一位ということで、初めて読んだ作家さんでした。
壮大なドラマでした。圧巻です!
BLですが、BLを読まない方にもぜひ読んでいただきたい一本です。
コミックも小説も映画もアニメもドラマも
素晴らしいものは素晴らしい。
どんなジャンルも枠を超えて胸に迫るものがあると
つくづく思います。
アーミッシュを扱った作品は、なかなかありません。映画でも、若き日のハリソン・フォード主演の
『刑事ジョン・ブック』くらいしか(メジャーな作品では)思い浮かびません。
アーミッシュでBL…と、ちょっと不安を抱きつつ
読みましたが、素晴らしかった!
2人の青年の人生、周りの人々の姿、文化など
情景が見事に描かれていて、読む手が止まりません
でした。
オズとテオの姿に、頑張れとエールを
送りたくなりました。
以降ちょっとネタバレ。
クロエが髪を解くところ。
映画『刑事ジョン・ブック』で、ヒロインが
やはり髪を解くのですが、その場面を
思い出しました。あの場面は、映画でも
叙情溢れる場面でした。
本作でも、クロエの 自由に自分を表す
発露の場面なのだろうと思います。