可愛くて可愛くてとても癒されました。
昼は三歳児、夜は美青年。このギャップもいいのですが子供の舌足らずな話し方がたまらない。心は大人だから本人もかなりもどかし思いがあったのでは。滝沢先生の子供の描写はいつも可愛く悶えまくりなのですが今回も最高でした。ぷにぷになでなでしたくなる愛らしさがいっぱい。魔石錬成士のユベールの純粋で透明感ある美しい人柄に心洗われるようでした。何も知らなかったからこそ素直にまっすぐにリュシアンの言葉を受け入れ恋に染まっていったのかななんて思いました。リュシアンの誠実な愛にもとても好感が持てました。ちょっぴりシャイなところもあるリュシアンと純粋無垢なユベールの恋が謎解きをしながらゆっくり育まれていく。今作もとても素敵な作品で大満足でした!
見た目が好みのスペック高いイケメンが職場の隣りにやってきてグイグイ迫ってくる。嬉しいけれど相手はノンケだと思い自分の気持ちにブレーキをかける主人公。本音を溜め込んだ胸の内はSNSで同じマイノリティの仲間内で吐き出す。そこが主人公にとって自分を出せる大切な場所のように思いました。恋人がいた経験も無くただひたすら真面目に仕事をこなしていく日々。一人でもいいと思っていたはずなのにありったけの好意を向けられいつしかそこは自分が求めていたところだったのかも。伏線の回収もお見事でそれが謎解きのようになってる部分もとてもよかったです。自己肯定感の低い主人公ですが周りはちゃんと見ていてくれて恋だけではなく仕事に於いても報われる形となったのが嬉しい。伏線部分をわかった上で読み返すとさらに楽しい。とても面白かったです。
妹を守るためにオメガと偽り貴族と偽った上での結婚。でも日々過ごしていく内に冷たい人だと思っていたのに優しさを感じ自身の中で気持ちに変化が。戸惑いながらも惹かれずにはいられない様子にキュンとしますが重ねた嘘が苦しい。そこに本人もすごく苦悩します。もうどうにもならない状態に思わずうるっとしてしまいました。そして真実が徐々に明らかになっていくのですが攻めの深い愛情をすごく感じました。徐々に溺愛していくところもよかった。溺愛攻め大好きです。作品内での白い結婚を意味することも知りそういうことだったのかと。ずっと辛かった受けですが持ち前の明るさもあり周りに支えられるだけではなく自分も支えていたのだと思いました。読後感も良くすごく面白かったしもっと読みたくなりました。
滝沢先生の新作、すごく楽しみにしてました。
社畜経理マンから悪名高いオメガへの転生。そこから心を入れ替え奮闘していくのですが何しろかなりの性悪だったためそう簡単にはいかないですね。兄であるラファエルの態度にも気持ちが見え隠れするのですが本人は至って気付かず。そのもどかしさがたまらなく絶妙でした。ある意味無自覚両片思いだったかな。ティモの話し方も可愛くて愛らしい。切ない所もありましたが二人に愛され育てられればきっとこの先も幸せなことでしょう。もっと登場してほしかったなあ。滝沢先生の描かれる子供表現、表情も大好きなのですがパウラのような待女も大好きです!
今作もめっちゃ面白かったです。