BLカテゴリーにもかかわらず、1話は とりあえず主要人物であろう二人は出会いますが マジでなーーんにも起きそうにない。けど
すでに、ちゃんと面白い。テンポがいいなぁ。
と思ったら2話目での加速度が半端なかった。でも読み手の情緒も置いてけぼりにしない。
自分にしては珍しく、事前に左右の確認もせずに読み始めました。
実は逆かと思ってたんですよね・・・阿部さんの作品て(いい意味で)思い通りにすすまないことが多々あるので。
すごいなぁ。田辺さんの顔が最終話に近づくにつれ格好よく見えてくる。進むべき道がはっきりして腹をくくった男の人って格好いいんですね。
面白かったです。全然説教くさくないのに、人生訓みたいなものも感じられて。芸人でもないのに、どうやったら【タナベシマ】の単独ライブのポスターみたいなの考えつくんだろう。天才か。
あと、悪人が一人も出てこないので読後がとても爽やかです^^
2話まで読んでのレビューとなります。
というか、1話を読んだ時点では【萌×2】評価でしたが2話目で【神】評価に跳ねあがりました。
以下ネタバレしてます。
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社会人になってからも祖父のお墓に参る人間なんて、ちゃんとした倫理観を持っていて 適切な愛情を注がれてるはずだから薄情な人柄には、そうそうならないだろうしっていう謎の安心感がありますよね。それに加えてビジュもいい。これ、優政(攻め)のことなんですけど。
そんな彼は ある日突然 幽霊に取り憑かれ懐かれてしまい、奇妙な共同生活が始まります。悟(受け=幽霊)は真面目で素直で可愛らしい。生い立ちも一般的なものとは少し違い、そのせいか控えめで思慮深さもある。とにかく幸せになってほしいキャラクターなんですが、幽霊界でいう「幸せ」ってなんだ?成仏すること?
最終話がどんな着地点なのか楽しみすぎてワクワクしております。
タイトルを見る限り、既にラストは決まってそうですが・・・
主に攻め視点ですすんでいくお話。
ユタカ(攻め)とケント(受け)以外に登場するのは、ユタカの職場の同僚と ジムのインストラクター、あとユタカが身辺警護をしている わがままお嬢さんくらい。なので すっきり読みやすい。
受けが攻めに対し「飽きられてしまうのでは・・・」とウジウジするパターンはよく見かけますが、こちらの作品は 攻めのユタカの方が そう案じていて、悶々とする褐色イケメンは新鮮で いいものを見させていただきました。
ケントに のめり込みそうな自分を淡々と律しようとするユタカと、甘いんだけどつかみどころのない綿菓子みたいなケント。
描き下ろしはエロに走りがちですが、そうじゃない二人が見られて私は満足です。
寿 真白(受け)、28歳 独身。自身の母が営む大手結婚相談所で働く、敏腕婚活コンシェルジュ。
成田 楓(攻め)、真白と同い年の同僚。真面目で口数の少ない地味眼鏡。
でも実は・・・真白は、自分の恋愛に関してはド素人の超ポンコツ初心(うぶ)受けなのに対し、楓は 中高時代爆モテの表情から色気ダダ漏れ、典型的なモテ男子攻め。
この何番煎じでも美味しい素材を作者さんが今回も、上田先生ワールドから一切ブレることなく なんならワードセンスに関しては一層キレキレで描ききってくれています^^
利害関係が一致した二人の 嘘から始まる結婚BL。実は真白のことを ずっと好ましく思っていた楓ですが、受け身の恋愛ばかりだったツケがまわり 本命の真白相手だと、なにも上手くいかない。ちょっぴり攻めザマぁな展開も美味しい。
お互いに嘘に嘘を重ね 話をする度に相手の人柄の分からなさは増していくばかり。でも触れあっている時の楓の言動は 真白がドキドキするほど真面目で、大事にされてると勘違いしそうになる。
読み手へのサービス精神満載な、両視点ですすんでいくのも良い。
焦れ焦れキュンキュンが堪能できて かつ結婚相談所のお仕事BLとしても楽しめる本作、おすすめです!
私的に、この作者さんの「村BL」にはハズレがありません。
もちろん今回も。おふざけパートとシリアスパートの構成が巧みで
、あっという間に読み終えてしまいました。
攻めの新が たお君に施すプレイ内容は初っ端からブッ飛んでいるわけですが、そこは安心安定の「碗 島子クオリティー」で。プラス、新の 人となりが、モノローグと彼の表情から読み手に しっかり伝わっているので「新なら こういう愛し方をするよね!」と 島子マジックに調教された私は、なんの矛盾を感じることもなくエロを堪能できました。そう、濡れ場を楽しめるかどうかが この作品の評価に大きくかかわってくるかもしれません。
私は電子で購入したのですが、電子おまけマンガのスピード感と、きっちりネタを回収にくる作者さんのノリが とても好みなので、神評価とさせてもらいました。
欲を言えば、受けの たお君がUターンする元凶となったミドリの出番がもっとあっても良かった。ミドリが無自覚に新を煽る、嫉妬イベントとか大歓迎でした。どこかで読めたらいいなぁ^^
シーモアにて購入。修正→白抜き。カバー下→あり。
書籍化された同名web小説のコミカライズ版となります。
私は小説版は未読です。
「無愛想だけど、えらく顔の整った 黒髪の男は好きですか?」
「はい。大好きです(歓喜!!)」
というわけで、試し読みで購入を決めました。
これ、すごく面白いです。国名・人物名、横文字しか出てこないお話は苦手…な私でも試読で内容の把握は容易でしたし何より、この先への期待値が止まらない。
ざっと内容を。
不憫受けですね。相手の愛を得るために相手に好かれる自分を演じて生きてきたジェイド。演じていたから愛してもらえた という呪縛から逃れられずにいます。
攻め・ユリウスの表向きの顔は王国の騎士団長。
ジェイドへ とある依頼をした関係で、二人の人生が交差していくことに・・・
ああ、この 二人は過去に何かがあったんだろう「匂わせ」がたまらない。先を早く知りたいけど まだ知りたくない のせめぎ合い。
ちなみに続きものですが、2巻発売日まで耐えられるくらいの糖度は この巻でも補給できるので まとまってから購入したい派のユーザーさん、誰にも何にも深入りしちゃいけないと 大切に扱われることに怯える受けを、丸め込んで包み込む攻めをご所望の姐さま、おすすめです。
描き下ろし番外編とシーモア特典漫画が、まさかのエロ縛り内容だったのは嬉しい誤算でした^^
最後に皆さんに是非読んで!とおすすめしたいのは、あとがきですね。原作小説愛あふれる方が コミカライズ担当されている幸せがみっちり詰まってますので、読後たいへん良い気分になれました。
シーモア限定版購入。修正→白抜き