てんてん
kikoushi shisho no dekiai library
本品は
『貴公子司書の溺愛ライブラリー』の
コミコミスタジオ限定特典小冊子です。
お付き合いして1年半、
2人のとある休日のお話となります。
都築の恋人・愁は
普段から低血圧気味なのに加えて
寝る前の読書に夢中になると
明け方まで読みふける悪癖で
朝が弱いのです。
面白い本に当たると
途中でやめられない気持ちは
同じ読書家の都築にもよく分かりますが
翌日の仕事に差し支えるのは問題です。
目の下にクマを作った寝不足気味の顔で
お客様の前にでるつもりかい?
もう少しアドバイザーとしての
自覚を持たないと駄目だよ
都築は何度か注意もし
そのたびに愁も猛省するのですが
のめり込むと自制心が飛ぶようで
なかなか止められないようです。
もっとも今日は週に一度の休館日で
昨夜は愁が続きの家に泊まったため
今朝の朝寝坊の原因は
都築に一晩中愛されたせいでした。
愁は比較的性的に淡泊なようで
都築の求めを素直に受け入れても
自分から欲しがることがありません。
そのためかいつまでも初々しく
都築の情欲を掻き立てるのですが
しないとなると嬉々として
諸棚をあさりだして都築は自分が
本に負けた様な気がする事も。
昨夜も都築が仕事を持ち帰って
片づけている間に
愁が本を読みふけっていて
つい愁が無理と泣くまで
可愛がってしまったのです。
朝食の準備を終えた都築は
愁の体調が言い様なら午後から
出掛けようと思っていたのですが…
A5判カラー表紙(文庫カバー同イラスト)
2段組16頁といつも以上のボリュームにて
2人の甘々な痴話喧嘩が描かれています。
朝食の席で目をキラキラさせて
料理を絶賛してくれる愁に
都築も嬉しくなりますが
体調が良さそうなら
午後からでかないかと誘うと
今日は昨日の本の続きを読みたいと
あっさり却下されてしまうのです(笑)
その本は都築が薦めたミステリーで
愁は続きが気になって何しても
集中できないと言うのです。
本を途中でやめられないのは
都築としてもよく分かりますが
デートよりも優先されるべきなのかと
釈然としない思いに駆られた都築は
ついついベッドの中でも
気になって集中できなかったのかと
嫌味を言ってしまいます。
すると愁は都築が沢山本を勧めるし
こんな素敵な家に住んでいるから
ますますのめり込むんだと言い出して
お互いに大人げのない言い合いに
なってしまうのですが
結局は都築は本に嫉妬したと言い
愁は本よりも都築を選ぶと言う
ラブラブなオチで
締めくくられる甘々なお話でした♡
愁にメロメロすぎて
都築が大人げなさすぎるのと
そんな都築の気持ちに全く気付かない
天然な愁の会話のズレが絶妙で
とってもMYツボでした (^O^)/
まぁ、そんな愁だからこそ
都築のハートを射止めたのでしょうし
2人って意外に破れ鍋なカプですよね。
※他特典(レビュー済)
コミコミ特典SSカードは
クリスマスデートのお話です。