はるのさくら
kokuryu to unmei no tsugai
本編終了後、龍偉は龍王となりつがいの弥月と共に龍王城へと居を移していました。
弥月は龍王妃と呼ばれ、産まれた4人の時期龍王候補となる王子達にたっぷりの愛情を注いで育てる毎日。
それぞれ個性も成長速度も違い、弥月は慌てることもあるけれど、弥月に懐く子龍達はかわいく愛しくて。
龍偉がどっしりとと構えていて、頼り甲斐がマシマシでした(^.^)
最後はお互いに、ますます魅力的になってる、とバカップルのような惚気をかます2人ですよ(*^^*)
それにしても、前龍王達もこうやって愛情を注いで龍偉達を育ててきたはずだろうに、龍王の座をめぐって争うことになったなんて、なんだかなぁ(¯―¯٥)
この子達の時代は違うといいなぁ、なんて思っちゃいました。
龍偉とら弥月が次期龍王候補となる、新たな王子たちの子育てする話です。
龍偉が龍王となり、つがいである弥月が龍王妃となってほどなく、4つの卵から次期龍王候補となる黒龍・赤龍・白龍・青龍が生まれます。
この子龍たちは龍王が後見人となり、乳児から幼児期までを弥月や乳母・専属医たちとともに大切に育てられます。
成龍になるまでかかる長い年月からするとほんの一瞬ではありますが、これからたくさんの苦難を乗り越えなければならない子龍たちに、弥月はたっぷり愛情をそそぐのです。
二人の仲睦まじい様子や子龍たちが愛情いっぱい受けて育てられる可愛らしい様子が描かれていて、遠い昔に龍偉もこうやって前龍王に育てられてのだろうというのが想像できるお話でした。
ただ、このように大切に愛を受け、少年期から各領地で育ち成龍となった後はあのような4龍による争いにならなければならなかったのかと思うとちょっと悲しくなってしまいました。
次期龍王を決める時は今回のような悲しい争いがないような形になったらいいなと思いました。
結局王子たちは誰が産んだのかはわからずじまいだったのは、ちょっと残念でした。