東雲月虹
yuwaku no body guard to kizudarake no sugakusha
本編は深見視点でしたがこちらの小冊子は南雲視点です。
南の島でのバカンスを終え、帰りの飛行機を待つ空港内での二人なのですが
南雲はバカンス中にもあれこれ気遣ってくれた深見を思い出します。
慣れないサンダルで靴擦れした為、予定を変更してレンタカーでドライブしてくれたり
店で若者達に絡まれそうになった時は庇ってくれたり
靴擦れが治るタイミングでビ―チへ連れて行って
所在ない南雲に、サーファーが連れていた犬を撫でさせたりサーフボードを乗りこなす姿を見せたり…。
空港では、既にトランクに仕舞っていた厚手のパーカーを取り出したいのに
人前で開けたくないが為に寒さを我満していた南雲に気づいて
ひとが少ないソファーのスペースに連れて行きテキパキパーカーを出して
南雲を抱き込んで座ってくれたのです。
面倒くさい素振りなんてひとつも見せないで
恋人と空港でも触れ合っていられる喜びに微笑んでくれる深見がめちゃくちゃいい男です!!!
しかも手を愛撫するように触るから
たくさん気遣ってもらって自分が情けなくなったのも束の間、
散々バカンス中にも抱き合ったのに
また深見の体温とにおいでもよおすという、
ある意味健全な南雲なのでしたww
改めて深見への愛を心で誓いながら、また旅をしたいと思うなんて
本編の序盤では思いもよらなかったでしょうに(こちらもですが)。
本当の愛を知った男に怖いものなどもう何も無いようです。