東雲月虹
ore wo irairasasenaidekure junkyouju
瞳が運転免許を取得したようです。
「とうとうこの日が!?」とあまり喜ばしくない様子の准教授、
免許証の顔写真は通常モードのおっかない表情ですが
おでこを出さなければならなかったらしく
つい「おでこかわいいね」と呟きます。
「車に乗りたければ僕の車の助手席でいいじゃない」
コーヒーを飲みながら祝う気はさらさらない様子。
「というわけだから、あんたの車貸せよ」
突きつけられた要求に「うわ~絶対言うと思った!嫌に決まってるだろ」
可愛い顔で抗議しますが瞳の圧にすでに負けそう。
「あの車結構高いんだけど?」
「だから?」
「いやちがうちがう、別に高い車だから運転させたいんじゃなくて」
かぶりを振る准教授、ズバッと事実を言ってしまいます。
「僕は君の運転の腕をこれっぽっちも信用してないから嫌なの!
それに秦くん絶対スピード出しちゃうタイプだろ‼」
さすがに瞳も「さすが心理士…なぜわかる…」と驚きを隠せませんが
「心理士じゃなくてもなんとなくわかるよ‼」まさにそれww
“数日後、常盤の高級外車はサイドミラーを失った”…………。
瞳は運転しちゃダメな人間だと思います!