夜啼鶯は愛を紡ぐ　コミコミスタジオ特典書き下ろしSSペーパー

森の家の唯一のお客様

本品は『夜啼鶯は愛を紡ぐ』の
コミコミスタジオオリジナル特典ペーパーです。

本編後、エリアスの友人・イーサンが
2人の家に招かれるお話になります。

凛とエリアスはよりを戻した後。
かつて別荘だった森の家に移り住みます。

最初の1ケ月は
離れていた時間を取り戻すように
ぴったり合わさって過ごしました。

それはこの世の終わり、
自分たち以外の人間が死に絶えた様な
不思議な毎日でした。

世界の終末を1月体験した後、
2人は冬眠から目覚めたかのように
少しづつ人間らしい生活を始めます。

最初こそ時々で口に入るものを
適当に食べていた2人ですが
自分達で料理を覚えてからは
お互いに料理をふるまうようになります。

特にエリアスの腕前はものすごく上がり
凜はちょっとしたレストランくらい
開けるのではないかと思っています。

そして今日の昼、
2人の友人で復縁の恩人ともなった
イーサンがやってきての昼食は
ほとんどエリアスが利用利したものでした。

エリアスは本当に変わったよ
以前の彼とはまるで別人だね

凛の向かいに座ったイーサンは
わざと声を潜めて言い…

B5サイズ４つ折り片面ながら
1頁2段組と長めなSSは
2人を応援してくれたイーサンを
森の家に招くお話です。

イーサンの手配で凛と再会した後
仕事人間だったエリアスが
事業のほとんどを手放した上に
ハウスキーパーもいない森の一軒家で
隠遁生活を始めると聞かされ
イーサンにはかなり心配をかけました。

イーサンがいてくれたからこそ
自分達は幸せになれたのだと
2人は心からの感謝を送ります。

イーサンが眉間を揉むふりで
目頭を押さえる幕引きまで

2人の幸せな様子が伝わる
穏やかで優しい幸せ溢れるSSでした。

祖父母の料理店を手伝っていた凛より
パスタを茹でたるのが関の山だった
エリアスのほうが料理上手というのも
なかなか楽しかったです。

凜に一途になったら
エリアスは「スパダリ」要素を
兼ね備えちゃいましたね　(^-^)