うそつき陰陽師「うそつき狐の恋草紙」番外編

usotsukikitsune no koizoushi

うそつき陰陽師「うそつき狐の恋草紙」番外編
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×22
  • 萌0
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

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レビュー数
1
得点
8
評価数
2
平均
4 / 5
神率
0%
著者
 
イラスト
 
媒体
特典
出版社
発売日
付いてきた作品(特典の場合)
うそつき狐の恋草紙(コミコミスタジオ購入時のみ)

商品説明

文庫発刊記念・コミコミスタジオオリジナル特典書き下ろしSSペーパー
A4版4つ折り両面にてイラスト1頁+小説7頁(20文字×17行×2段×1頁)
時輔が「白梅の君」と呼ばれるようになった由縁のお話です。

レビュー投稿数1

好ましいのは大好きな人の…

本品は『うそつき狐の恋草紙』の
コミコミスタジオオリジナル特典ペーパーです。

本編中、ハルが
身なりに無頓着な時輔の世話を焼くお話です。

ハルは恥ずかしくて誰にも言えませんが
時輔をとてもかっこいい男だと思っています。

だから身なりに無頓着な彼が小汚い姿で
時定などから「不細工」とか
「山猿」とか言われるのを
とても悔しく思っていました。

本人はどんな姿でも
時定もハルや式神たちにも
好かれているから気にしない
と言い逃れているために

ハルは自分が時輔の身なりを
整えるしかないと決意します。

狐姿では世話を焼けないからと
人型になれる鍛錬を積むとともに
貴族の身なりについても
猛勉強しました。

そして陰陽師を目指す時輔にとって
匂いは身なり以上に大事になるはず
という事に気づきます。

時輔を表す匂いとは
どういう匂いだろう?

思いつかなかったハルは
時輔本人に訊いてみる事にしますが…

B5版ペーパー両面にて
時輔が白梅の君と呼ばれる由縁のお話です。

ところが時輔の応えは
「そのようなもの知らん」という
そっけないものだった上に

挙句に好きな匂いもないから
ハルが一番好きな匂いがいいと
ハルに丸投げしたのです。

しかもハルが一番好きな匂いは
時輔の匂いなので
全く参考になりません(笑)

そこでハルはちょうど庭先で
満開に咲いていた梅の花に
目を止めます。

凛と咲き誇る梅を表現するために
ハルが調合までした時輔の香は
いつしかそれをもとう時輔を
「白梅の君」と呼ぶまでになり
ハルをヤキモキさせましたが

ハルが時輔と恋仲になった今
ハルは時輔が一番好む匂いを
知る事になります。

時輔が一番好きな匂いは
ハルの匂いだったというオチまで

ハルの頑張りとヤキモキが
可愛いSSでした♪

どんなに素敵な匂いでも
恋人自身にはかなわないという
至福な展開には
「ご馳走様」としか返せないですね (^_-)

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