てんてん
sore wa himitsu no hou ga ii
本品は『それは秘密の方がいい』の掲載雑誌である
「小説Dear+ vol.63 アキ号」のコミコミ特典小冊子です。
本編後、お付き合いを始めた2人のお話になります。
体育倉庫で結ばれて告白し合って
付き合うようになってから10日ばかり。
真宮は伊沢家に連れ込まれると
毎度ベッドに押し倒されて抱かれる展開を
どうにかしたいと思っていました。
嫌がる様子を楽しまれるのも癪なので
必死に冷静を装っていますが、
状況に少し慣れたからと言っても毎度押し倒されるのは
真宮としては避けたいところなのです。
必死の思いで「今日は、し、したくない」と口にしても
伊沢は柔らかい口調で「何を?」と問い返してきて
真宮にセックスと言わせようとしている事が丸わかりです。
噛みまくりながらなんとか
「せ・・・いこういを、しなくて、いいだろ」と言えば
「俺は真宮としたいんだけどな」と言い
「もう飽きた?まだ付き合い始めて半月もたっていないのに」
とまで言われますが・・・
A5判カラー表紙(カバー同イラスト)2段組12頁のボリュームで
お付き合いを始めた2人のお話になります♪
最初は課題をやるとか、レンタル動画を見るとか
口実を付けてそれに励むのに伊沢の方から
真宮にちょっかいを出し始めてきて
結果、ほぼ毎日真宮は押し倒されています(笑)
結局、真宮は感じるようにはなってきたものの
毎日は身体がキツイと言う恥ずかしい告白をする
羽目になります。
ソレで一応、伊沢は納得してくれて
「体が大丈夫になったら教えてな?」と言われますが
自分からセックスしたいと言わなければならない状況に
これは伊沢の優しさなのか、イジワルなのかと
真宮が新たな悩みを抱える事となる
・・・というコミカルなラブイチャでした♡
こちらは雑誌の特典としてついた小冊子なのですが
渡海先生が本作のあとがきでコロッと失念していたと
書かれているSSになります。
あとがきを読んだ時に持ってるはず!!と探し始め
やっとさきほど本棚じゃない所から発見、
再読しましたら
続編にて描かれていた伊沢のいじめっ子気質が
家庭の歪みからくるという下地は見えず
意地悪するのは好きの裏返し的な雰囲気が強い
コミカルな仕上がりでした。
そういうところが"齟齬"なのかな ((+_+))
雑誌掲載時と文庫化までに2年半たっているので
本編のほうではキャラの性格がより掘り下げらた結果、
当初の設定とは違ってしまったのかな
と、私は解釈しました。
間違ってたらゴメンナサイです。