M+M
イラストをイメージしたショート小説9作品の小冊子です。
最初にカラーイラストが掲載されているのですが、これがまた素敵なイラストばかりで、眺めているだけでウハウハしてしまったものです。先生のコメントも楽しみのひとつでした。
「あなたの召すままに」谷崎泉
イラストはあじみね朔生「Chips! vol.10 特集:サラリーマン」。やりて部長×社長(高校の元後輩×元先輩)が社長室で…という話。眼鏡インテリの彼と、野性味あふれるスーツのどちらが社長なのか、最初ちょっと戸惑いました。
「taboo」妃川螢
イラストは鹿乃しうこ「GUSH 2008年3月号」。
式場の控え室で、義弟に犯された新郎の話。ブーケトスが無事というのに萌えました!
「宵闇」あさひ木葉
イラストは巴里「GUSH maniaEX 特集:男娼」。客のために身を引く切ない男娼の話。
「恋艶紅乱菊文様」鳩村衣杏
イラストは亜樹良のりかず「GUSH mania vol.6 特集:匠の世界」。絵付師×呉服問屋の跡継ぎで、和装と絵筆プレイ、視線で犯すというのがエロかったです。
「恋する高校教師」森本あき
イラストは南国ばなな「GUSH maniaEX 特集:体位」。元生徒の彫刻家×高校教師。後ろからの体位と読者目線のイラストが色っぽかったです。
「夜明け前」高岡ミズミ
イラストは北上れん「GUSH 2010年10月号」。3人攻めと1人受けの4Pを予感させるイラストなんですが、全員メガネというのがメガネ好きにはたまりませんでした。義兄弟4人の話。
「光と影の契約」水壬楓子
イラストは鏑家「GUSH maniaEX 特集:束縛」。女王の不義の息子を殺しに来た男ですが…。
「悪魔のような男」可南さらさ
イラストは梨とりこ「GUSH 2009年10月号」。サッカー部合宿の夜、枕投げで騒ぐ部屋の隅で、布団の影で怪しい二人というイラストが示したままの内容でした。個人的には、つま先立ちの裸足と、皆の的になった副部長に目が釘付けでした。
「椿姫」鈴木あみ
イラストは桑原祐子「GUSH 2010年2月号」。金持ちの親から息子の世話を頼まれた高校生が、卒業を機に別れようとする話。「椿姫」をちゃんと読んでみたくなりました。