てんてん
sora kara no okyakusama
本品は『キューピッドだって恋をする』の
コミコミスタジオ特典小冊子になります。
本編後、人間なったミュウの元に
天使仲間のエリスがやってくるお話です。
キューピッドとしては
落ちこぼれていたミュウでしたが
人間界で出会った石動と恋を育み
最後は人間となって櫂の恋人になり
幸せな日々を送っていました。
そんなある日、
ミュウは田舎(天界ですけどね♪)で
大親友だったという絵瑠という青年を
自宅に連れ帰ります。
たまたま田舎からミュウを
尋ねてやってきた絵瑠とばったり
行き会ったとミュウはうれしそうですが
石動には絵瑠はトゲトゲしくて
不審人物にしか見えません。
もしかしてミュウの記憶が戻ったのか?!
と詰め寄りますが
昔の事は思い出せないままなんだけど
絵瑠を見た時にすっごく
懐かしい感じになって
胸の奥がぼーっと熱くなって
きっと、うっ、オ、オレの
大好きな、ひ、人だったんじゃ、
ないかって
とえぐえぐと嗚咽を漏らしだした
ミュウに言葉を失ってしまいます。
しかもツーンとしていた絵瑠までも
半泣きでミュウに飛びついて
レースのハンカチでミュウの涙を
拭ってあげたて感極まっている感じ♪
元々あいまいなモノを信用しない
石動は更に不信感を強めるのですが…
A5判カラー表紙(文庫カバー同イラスト)で、
2段組12頁のボリューミーな小冊子は
ミュウの大親友だった天使エリスが
人間界にやってくるお話になります。
エリスが天界からやってきたのは
ミュウの様子見の他に戸籍や住基カード等
人間界での必須アイテムを渡すという
役目も担っていたのです。
そんな細かい諸々は
石動には気が回らないだろうと
エリス的には鼻高々ですが
石動的には金でどうにでもなるし
心配なら明日にでも役所に行って
籍を入れてくれば
ミュウは名実ともに俺のもの
と大人げない返しをされてしまいます。
そこに藤坂先生がやってきて
皆でワイワイ食事をしつつ
ガヤガヤと一時を過ごすという
お話なのですが
ミュウとエリス、石動とエリス、
藤坂と石動、石動とミュウの会話に
それぞれのキャラの性格が良く出ていて
とっても楽しい♡
記憶がなくても昔の自分は確かに幸せで
今の自分はもっともっと幸せだと
ミュウが石動との今を評する終幕まで
本編にもほっこり癒されましたが
本作は本編の補完をしつつも
更なる甘々ムードも補充出来て
とっても良かったです o(^o^)o