M+M
youseihunter×DT
文庫は帯がかかっていたので、こちらのペーパーで阿久津が蜘蛛の巣の上に座っているんだな、と初めて気が付きました。うっすらと阿久津が地面に写っているのも細やかで良いなと思います。(表紙で気が付けよという話ですが、A5サイズだと見やすくていいですね!)
ペーパーの内容は、本編のその後。翅が生えるようになって十回以上というので、結構時間が経っているようです。
それなのに、恋人同士だというのに、許可なく背中にチュッとキスした犬山に、クソボケが!とゲンコツを落とす阿久津と、泣きつつ謝る犬山の関係が面白かったです。
いいぞ、と許可を出したものの、激しいキスと共に押したされて「ハウス!」と叫ぶ阿久津と、硬直して見つめ返す犬山。そして焦るなと仕掛けていく阿久津--甘い!
あと、慣れつつあるのに「はっきり言ってよろしくない」という下りで笑いました。
本編後の話。
結局、その後も妖精ハンターを続けているので、捕獲道具の影響で一度は散ったはずの翅は、またまた阿久津の背に生えて、その度に部下の犬山にケアをしてもらうのが日常と化しています。
阿久津の背中に軟膏を塗るうちに、ムラムラしてきた犬山は、衝動のままに阿久津の背中にキスをし、咎められるとお得意の仰々しい妄想変態っぷりで賞賛しまくります。
そうなると、暴走は止まりません。しかし叱咤されて我慢する努力をする、と言ったそばからの『お願い』。
駄目だと言いつつも、つい許しちゃうのは、そんな状態で我慢を強いられる辛さも理解できるし、歳下恋人がかわいいからなんでしょうね。
……変態ですが。
結局、犬山に翅が見えるのも触るれるのも、謎のままでした。