はるぽん
isekai de yoru no oshigotoshiteimasu
本編で結ばれ、日本で新婚生活を送っている受け・環と攻め・アイザック。そこに異世界の遊郭の主人である時雨から呼び出しがかかります。
用件は、団体客の接待を手伝ってほしいというもの。
ラブラブな時間を邪魔されたアイザックは不服ですが、環はニコニコ手伝っています。優しく働き者で、とてもいい子な受けです。
接待していた客から、本編中で行方不明のままになっていた受けの父親の所在も知れて、本編の伏線がこちらで回収されていた形です。小冊子でというより、後日談として文庫に収録されていたほうが良かったんじゃないかなと思ったりもしました。
父親の行方もわかって一安心、お手伝いもきっちりこなした受けと、お預けをくらっていた攻めが、遊郭の主人の計らいで媚薬のたかれた部屋でラブラブエッチに励むというオチ。ただ攻めとつがいになったのに、まだ遊郭で働きたいという受けには(たとえエッチはしなくても)やや納得いかない気はしました。
本編終了後のお話。
竜宮の主、時雨から連絡をもらい、取り急ぎアイザックと共に竜宮を訪れた環。
雀のお宿ご一行様の、10年振りの慰安旅行をもてなす為、目玉の人間、環にも歓待して欲しいと。
番を娼館で働かせるなんて、とぶすくれているアイザックをなだめながら共に準備をしていると、雀のお宿の店長さんと時雨が飛び込んできて。
ここで環の蒸発したお父さんが出てきて、無事落着となるのか。
それにしても、竜宮やら雀のお宿やら、日本昔ばなしの世界で、なんだかいいなぁ。
行ってみたい、なんて思っちゃいました。