てんてん
hina to shinkonsan
本品は『放課後は獣の時間』の
コミコミスタジオオリジナル特典ペーパーです。
本編後、彬親視点で両親が
マンションにやってくるお話になります。
彬親は紆余曲折の果てに
義弟となった鷹晴と恋人になります。
鷹晴と初めて会った時、
彼が父親の再婚相手の息子だと
知っていたとしたら
最終的にホテルに連れ込むつもりで
バーに誘ったりはしなかった
過去に対するもしもは
無意味なものだと思いつつも
彬親はそんな事を考えてしまいます。
今日、そんな事を考えたのは
午後から訪れる父親を待つのが
心苦しいからに過ぎません。
覚悟を決めて腰を腰を上げますが…
やってきた父親は
鷹晴手作りのアップルパイを食べて
目尻が下がっています。
挙句に
鷹晴を嫁にもらったわけじゃないのだから
食事の世話をしてもらって当然と思うなと
お小言を言われてしまいます。
彬親が絶句していると
鷹晴の母親には
彬親はモテるだろうから
鷹晴ではお嫁さんには分不相応だと
変な援護射撃を受けてしまいます。
自分と鷹晴では
嫁云々っていう呼称が不適切では?
とあえて突っ込みをして
その場を乗り切りますが・・・
A5サイズ片面、
二つ折りして文庫サイズのペーパーは
両親が2人の生活ぶりを見に来るお話です。
父親には
鷹晴を家政夫代りにしてないかと言われ
母親には世話になってるのだから
遠慮なくこき使ってねと言われつつ
両親の訪問をのりきったつもりでも
内心では自分の情けなさに
彬親はちょっと弱ってしまいます。
しかも父親の嫁発言に
気まずて逃げたと思っていた
鷹晴に
単に恥ずかしかっただけで
彬親を好きな気持ちを
後ろめたくは思っていない
と言われてしまって
鷹晴の男前さを見せつけられ
更に追い打ちをかけられた感じ♪
本編の鷹晴視点では
本心の見えないワルイ大人だった
彬親がアワアワする展開が
とっても楽しかったです。
年上彼氏に
追いつこうとする鷹晴と
年下彼氏に
追いつかれまいとする彬親では
彬親の方が分が悪そうですね。
頑張ばれ、彬親!! (^_-)v