てんてん
otogienya
本品は『御伽艶夜~かぐや皇子と花咲か小鬼~』の
コミコミスタジオオリジナル特典ペーパーです。
本編後、シロが寵姫となって1年後のお話です。
輝夜が帝位につき
シロが白妙として寵姫となって1年。
輝夜は1年目の記念として
シロに何か贈り物をしたいと考えます。
しかし、
シロが望んだのは鬼ヶ島に行く事でした。
月蜜桃に問題がないか
両親や兄がどうしているか
自分の目で確かめたいという
シロの気持ちに応えて
輝夜は快くシロを送り出します。
月から地球まで徒歩で片道3日、
疲労を考えて滞在期間が4日ほど。
私の人生で
斯様に長い日々があったであろうか
シロが帰るまであと3日半…
一寸には3年間の投獄生活に耐えたのに
10日位で音をあげないないで下さい
と嘆かれてしまいますが
自ら離れる選択をされた悲しさに
輝夜はすっかり消沈していたのです。
こんなにつらいなら我儘をぶつけて
傍を離れるなと言えばよかった
と思っても今では詮無いことです。
物分かりのよい振りで送りだしたからには
何食わぬ顔で迎えなければ
やせ我慢を張った意味もありません。
そんな中、
シロが帰還したとの知らせが入り?!
B5サイズペーパー両面と
少し長めのお話になりますが
珍しくイラストの無いペーパーです。
結婚して1年、
好きあってからはもっとたつのに
輝夜もシロも相手に対しての言動が
初々しくて可愛いです o(^-^)o
輝夜はシロと離れがたくて
公務でさえも大急ぎで片付けて
毎日、飛ぶように帰っています。
それだけシロにメロメロって事ですね♪
結婚1周年記念に
シロに欲しいものを訊ねたのは
何か形のあるモノを贈りたかった=
いつも身に付けていて欲しかったのかな
と推測しますが
ニブチンなシロが望んだのは
10日もかかる地球の鬼ケ島行き(笑)
輝夜がシロを想う程、
シロは自分を想ってくれないのだと
嘆く輝夜がまず楽しい♪し
4泊の滞在予定を半日に削り
籠で3日の行程を徒歩で戻ってきた
シロも輝夜に思うところがあったという
展開にもワクワク♪です。
輝夜が長くかかる鬼ケ島行きを
簡単に許してくれたのは
離れる寂しさや自分への執着がないのかと
見当違いな不安を抱いていたシロですが
半日の滞在と徒歩での帰路で
急いで帰って来てみれば
輝夜にとっても離れ離れになった事は
然もない事だったわけではないと判り
ラブラブモードに突入するオチまで
大変楽しいSSでした。
輝夜の場合、
普段は帝として頑張っているのだろうし
周りからの扱いも唯一至高の存在で
基本は俺様キャラなはずなのに
男として夫としての矜持を示したのに
裏ではジメジメってるギャップが
とってもツボでした♡