てんてん
soredemo koufuku na hibi
本品は『不可思議よりも愛でしょう!』の
アマゾン限定配布の特典ペーパーです。
本編後、アルトが竹垣の部下と
水族館に行く日の出来事です。
吉永が
ヴァンパイアのアルトと出会って
数か月が過ぎました。
吉岡は
借金を残して亡くなった父の代り
借金を返済していましたが
仕事を失ってしまい困っていた時に
アルトに転がりここまれますが
今ではアルトとともに
竹垣の家に転がり込んでいました。
竹垣は吉永が
借金を返している金融会社の社長で
今では恋人となった男です。
竹垣とそんな関係になれたのには
アルトが一役かっていて
竹垣はアルトの正体を知りながら
一緒に引取ってくれたのです。
竹垣は自身を悪い男だと言いますが
吉永にとっては優しい人です。
奇妙な三人暮らしは
吉永にとって本当の家族のように
温かくて楽しいものでした。
だから日曜日に三人でどこかに
と考えていた吉永でしたが
土曜日の夜、
アルトは竹垣の部下である多田と
水族館に行ってホテルに泊ってくると
言いだした事に少し寂しい気持ちが
したりでした。
翌日曜日、
せめて朝食は三人でとキッチンで
支度をしていた吉永でしたが
起きてきた竹垣は
吉永の言動に不満があって
アルトと取引したと言い出して?!
B5サイズペーパー
両面を使った長めの番外編は
アルトと竹垣が秘密の取引をして
それぞれが楽しい時を過ごすという話です。
竹垣は
真面目な吉永を気に入っていましたが
あまりに真面目すぎる事に
少しだけ不満を持っていたのです♪
だからアルトを追い出して
2人の時間を持つために
アルトと取引したというのです。
アルトは行きたい場所に行き
竹垣は吉永と恋人時間を楽しむ為に。
その後、吉永は
アルトにイドを吸い上げられて
性欲が高まってしまい
竹垣に美味しく頂かれてしまうという
オチまで大変楽しく読めました♪
吉永は
アルトがヴァンパイアだと判っていても
見た目通りの子供として扱ってしまいますが
良くも悪くも世間慣れした竹垣は
アルトの本質もよくわかってるみたいですね。
悪い大人な竹垣に翻弄されつつも
竹垣と愛し合うのに否やのない吉永なので
悪い展開ではなかった様です。
結局、竹垣が我慢が利かなくて
打った手がアルトとの取引っていうのが
とってもツボったSSでした♡
本品は『不可思議よりも愛でしょう!』の
フェア書店限定特典ペーパーです。
竹垣視点で
本編の裏事情的を絡めた後日談です。
「悪くはない悪いヤツ」
金融会社の社長をしている竹垣は
人間の悪いところばかりが目に入ります。
借りる時には頭を下げるのに
返す時には人の事を鬼のような目で見たり
返済を待ってもらう為には媚びへつらったり。
竹垣も人間の本質とは
そういうものだと思っていたので
人というものに理想を抱いてはいませんでした。
だから吉永に出会い
自分を捨てた父親の借金を返すと言った時には
とても驚いたのです。
貧乏を知り、自力で稼ぐ大変さを知り
借金返済の義務もないと教えてやったのに
自分が返すと言った吉永。
竹垣が彼に惹かれるには
それだけで十分だったのですが
何度会っても態度の変わらない吉永に
簡単に手が出せなくて
本当に「いい人」を演じてしまっていました。
瀬の中にこんな人間がいるなんて信じられない。
そう思っていたので
吉永の所に転がり込んだ子供が
自分はヴァンパイアだと告白しても
さほど驚きはしなかったのです。
善人の方がバケモノよりも希少だ。
吉永とケンカして
竹垣を頼ってきたアルトの告白を
竹垣がすんなりと受入れたのには
そういった思いがあったのです。
それよりも竹垣が気になったのは
ヴァンパイアで中身がガキじゃないなら
アルトと吉永を競う事になるのかどうか
という事だっのですが
それが2人が争った原因らしく…
B5サイズペーパー両面を使った
文庫頁7枚分の番外編です。
(対象店によってはカラー刷りペーパー)
吉永視点の本編では明かされなかった
竹垣から見た吉永が語られています。
悪い大人の自覚がある竹垣は
吉永がいい子過ぎて手が出せずに
いい人ぶっていた竹垣ですが
アルトが競争相手にならないばかりか
吉永が好いているのは竹垣だから
番いになったら良いと思っていると
後押しされてからの行動は素早い!!
アルトを連れて吉永の元に行き
思いをつげて吉永を手に入れる様子は
本編参照(笑)なのですが
吉永とアルトと三人暮らしを始めてから
普通じゃない男三人が
まるで家族のように暮らすのも
悪くないと思っている様なのですが
それも
吉永という存在があってこそ!!との事。
世慣れた悪い男も恋した青年の前では
かなり色々グルグルしたみたいな
裏事情がとても面白かったです o(^o^)丿
※他店舗特典(レビュー済)
協力書店特典は竹垣視点の裏事情です。