迷宮のリコリス
tayutau shushi
最初50名だった当選が応募多数で100名になったと言うことで当たりました!ありがたいです\(^o^)/
マンガ部分12ページの小冊子。本編描き下ろしの『処暑幕間』の根井サイドのお話です。
以下ネタばれあり。
葉純がオープンキャンパスで木庭先生と再会している頃、根井は友人の草野と草野の後輩の楠と3人でカラオケに来ています。オタクの怒るポイントを知りたいと、草野に頼み込んで楠に来てもらったのでした。
付き合っている子がオタクでよく怒らせてしまうという根井。楠は根井がその子の好きなものについてどんな風に触れているのかと聞くと、
・街中でポスターを見かけたら教えてあげる。
・テレビでアニメをやっていたらメールする。
など答えます。よく知らないのに話を振るのは上辺だけで、そう言うところが全て「うざい」。自分の好きなものを知ったかぶりされると根井だってうざいと思うでしょうと言われ、ソファに転がってジタバタしてしまいます。
「(好きな子が)一緒に話して笑ってくれたら嬉しいな」と思ったという根井。草野によるとその子に影響されてバカなのに進学しようとしているらしく、「今日だって元好きだった人に会いに行くのを許している」という根井に、最初は面倒に思っていた楠が「結構いい人なのかな」と思い始めた時「機嫌悪いとやらせてくれないから」と根井は失言してしまいます。その発言に(童貞の)草野と楠は無言で【ヤリチン殺す】をカラオケ予約するのでした…。
カラオケが終わって。
根井は二言目には失言するから「余計な事は言うな」と草野は助言し、楠からは「趣味があったからじゃなく」「(根井の)人柄が好きだと思うんで、そのままでいいと思う」と言われ、根井は「はぁ~~~」と深く息を付き安心します。
大いに感謝する根井に「どうやって世界の違う人と出会うんですか?」と楠が聞くと、「生物の補習で一緒になって」と再び失言してしまい、「BLかよっ!」と壮大にツッコまれてしまうのでした。
その夜、帰ってきた葉純の家に泊まった根井。テレビに映る気の強いハキハキ言うキャラを見て、思わず「嫌い」と言ってしまいます。そのキャラは葉純の好きなキャラなので慌てて謝りますが、葉純はそれは「同族嫌悪」だと言います。最初は嫌いだったこのキャラが根井に似てる(から好きになった)と言う葉純。根井は一瞬照れた顔をしますが、「もうわかんねえよ~」と布団に突っ伏すのでした。終
多分根井にはオタクのことは一生わからないかもしれませんね。それでも大好きだからこれからも何度も失言してしまうんだろうな。根井の葉純への気持ちがいっぱいつまった小冊子、オタクあるあるも楽しめました。