すみれ0401
sonogo no tomiyama kashiten
本編では正直、ちょっと・・・な攻め様でしたが、小冊子では挽回してくれていました。
小冊子のお話は、大賀と一知也が付き合い始めた後(本編後)のお話となっています。
以下、内容になります。
付き合い始めと同時に半年の海外研修に行った一知也。
ようやく戻ってきてからは、一知也は、早速大賀の家の側に家を借り、ダブルベッドも買って、恋人生活がスタート。幸せな日々を送っていた。
2人の関係を隠そうとしない大賀だったが、一知也の方は、大賀のお店のことを考えると今皆にばれてしまうのはお店にとってまずことなのでは・・・と不安になり、2人の関係を隠しておいてほしいと大賀に頼んだ。いつかばれた時に、皆から受け入れてもらえるように、一知也自身出来る限りの努力をしていた。
そんなある日、馴染みのおばあちゃんたちが大賀にお見合いを勧めに来た。
いつもは松子おばあちゃん(2人の関係を知っている)が上手くその手の話を逸らしてくれるのだが、その日は松子おばあちゃんが不在だったため、大賀が「付き合っている人がいるから」と断っても、その言葉を信じてくれず、大賀に身を固めるように勧めるのをやめないおばあちゃんたち。
ついには、その場にいた一知也に、大賀の為に合コンのセッティングをしてくれないかと言いだす。
そんなの嫌だ・・・とも言えず、困惑しながらも一応返事をする一知也、ところがそこで大賀が、「しなくていい」ときっぱり言い、更には皆の前で「変な気を使うな。俺にはお前がいるだろ」と、一知也をその胸に抱きしめた。
そして、その場でおばあちゃんたちに2人のことを告げた。
驚くおばあちゃんたちだが、でも嫌悪感なく受け入れてくれた。
自分たちの前では普通に恋人同士の振る舞いしてくれていいよ・・・と言ってくれるおばあちゃんたち。
緊張が緩んだのか、つい甘い雰囲気が出てしまう2人に、おばあちゃんたちはすっかりあてられてしまう。
おばあちゃんたちにも本当のことを打ち明けることもできて、一知也の中にあった、おばあちゃんたちに嘘をついている・・・という罪悪感も消え、ますます幸せそうな2人なのでした・・・
(おしまい)