てんてん
dekiai sweet home
本品は『小説Dear+ vol.63 アキ号』の
コミコミスタジオ限定特典小冊子になります。
本編後、
夏の終わりに鷹遠家で花火をするお話です。
来週にはもう9月というある日
退庁した遥が鷹遠家に向かっていると
スマートフォンが鳴りだします。
相手は非番で家にいる鷹遠で
豆腐を買ってきて欲しいとの電話でした。
その鷹遠の背後では聖大が
うにを構っているらしい声が聞こえます。
うに、おいで!
チンアナゴ、あげる!イカとタコもあるよ!
チンアナゴとイカとタコ?
猫にあげてはならない食べ物では?
不思議に思って鷹遠に訊ねると
昼間に聖大のリクエストで水族館に行き
聖大は水族館土産のぬいぐるを
うににあげようとしているとの事。
水族館は家族連れ等で混雑していて
鷹遠は思いのほか疲れてしまって
夕食用の豆腐を買い忘れたと言いますが
悠への土産は忘れていないと
甘い笑いを含んだ声音で告げてきます。
高遠は出張土産と称して尻尾付きの
アナルディルドを買ってきた前科持ちで
頭の中が薔薇宇宙な変態男です。
ごく普通の土産物も
変態的解釈でまったく別の物と化す
可能性も考えられなくも有りません。
半信半疑で電話を切った遥でしたが
レジ脇におかれた家庭用花火に視線が
引き寄せられます。
子供の頃に手持ち花火を母に許されず
うらやましかった思いが蘇った遥は
大量の花火とともに鷹等家に向かいます。
出迎えた聖大は花火に大喜びし
最初は大量の花火を訝しんだ鷹遠も
夏の夜の思い出つくりにいそしもうと
言ってくれます。
まずは家族みんなでお揃いルックだと
水族館のロゴが入った袋を
土産だと渡された遥ですが・・・
A5判カラー表紙(文庫カバー同イラスト)で、
1頁2段組み12頁とかなり長い番外編は
夏の終わりの出来事で
既出の番外編、
高遠の誕生日の出来事を絡めた
家族団欒メインの楽しいお話です。
お揃いルックと称して渡されたモノは
聖大が選んだイカイラストTシャツでした。
本当はうに用も欲しかったのに
小さい猫用はなくてぬいぐるみとなったそうで
お揃いじゃないお詫びのために
チンアナゴとタコのぬいぐるみも!!
となったそうです(笑)
鷹遠作麻婆豆腐他の夕食を堪能し
聖大が花火を終えて撃沈したので
鷹遠は大人タイム到来と喜びますが、
今度はうににじゃれつかれて
ぬいぐるみで遊ぶ羽目に♪
黒い小悪魔を撤退させた頃には
ぐったりしつつも
鷹遠がしっかりと
薔薇の蕾を堪能するオチまで
そこここで笑いと萌えを堪能出来て
とってもおろしろかったです♡
本作だけでも楽しいですが
高遠の誕生日のSSを収録した
コミコミ特典小冊子読み返すと
遥の突っ込みがより際立ちます。
特典類がいろいろ着くと収集が大変ですが
入手ガイのある特典でした ヽ(^o^)v