てんてん
yuuwaku pheromone kei darlin'
本品は『誘惑フェロモン系ダーリン』の
フェア書店限定特典ペーパーです。
本編後、高瀬視点で
有賀がお泊りした翌朝のお話です。
ある朝、高瀬は肌寒さに
自分を覆う掛け布団の消失に気付きます。
隣を見やれば
恋人である有賀がミノムシのように
布団の中にくるまって寝息を立てていました。
時間は朝の8時。
カーテンの隙間からさす光が
有賀の綺麗な顔を照らしています。
かわいいな
およそ
年上の男に覚える感想ではありませんが
高瀬は微笑ましく見つめてしまいます。
起きている時の有賀は
ハムスターの様なちょこまかした印象で
高瀬はついつい構ってしまうのですが
こうして静かに眠っていると
有賀は優雅な猫のようです。
もっとも猫と違って
有賀はつついてもキスをしても
全く目を覚ましません(笑)
このギャップが一粒で二度美味しい♪
しばし寝顔鑑賞していた高瀬は
朝食を用意しようとして
ベーコンが切れていた事を思いだします。
シャワーで軽く汗を流し
近所のコンビニへと出かけた高瀬ですが
帰ってくると有賀が
ワイシャツ1枚でうろうろしていて?!
A4サイズ四つ折りの
片面ペーパーになります。
僅かに濡れた髪に
シャツの裾から覗くすらりとした足、
なぜか揺るそうな襟元と袖の余った指先?!
なんと有賀は昨夜高瀬が脱いだ
ワイシャツを着ていたのです♡
高瀬がソレを指摘すると
有賀はしどろもどろに言い訳し始めます。
高瀬の匂いがしたとか
そういうんじゃなくて
シャワーの後に着るものを
どうしようと思って
きれいな眉をしょんぼりと下げ
やらかしてしまった感溢れる表情が
とんでもなく可愛くて
高瀬はにやにやが止まりません♪
その上
シャツから高瀬の匂いがすると言われ
心臓を打ち抜かちゃうのです(笑)
朝から濃厚なキスをかまして
ついついムラムラしてしまうのですが
有賀の腹の虫で爆笑してしまうという
オチでとっても楽しいお話でした。
有賀の「〇〇じゃない」が
高瀬にはバレバレ否定語録って
呼ばれているのが可愛すぎる♡
意地っ張りな有賀の言動は
高瀬にはその理由までお見通しで
裏が見えるからよりツボなのでしょう。
そんな2人の組合わせは
MYツボど真ん中でした (^-^)v