はるのさくら
kemonoouji to hatsukoi hanayome
猫を買った事がない私。
猫を吸うって、幸せなのでしょうねぇ。
ある暑い日、お昼寝中の篝丸の微笑ましく眺めていた立夏は、ふと思い立って、篝丸をマッサージしてやると、四肢の力が抜けて、ねこの開き状態に。
初めて実物を見た♡モフりたい、と前のめりに見つめていると、紫藤が現れ。
篝丸に対抗してる紫藤が可愛い(*^^*)
雪豹の開き、豪華ですねぇ。
本品はルビー文庫3ケ月連続ケモ耳フェアの
書き下ろしペーパー(一部対象書店のみ配布)で
『獣皇子と初恋花嫁』の番外編です。
篝丸に嫉妬した紫藤が
立夏にもふらせるお話になります。
紫藤が
羅節討伐軍の指揮を執っていた青鱗城から
東宮舎へ帰還してから数日が過ぎました。
蝉すらも日中に鳴かないほどの暑さに
毛皮の上から水干を纏う篝丸は
ずいぶん参っている様子です。
そこで立夏は
昼食の後、午後の授業までの間に
篝丸に昼寝をさせる事にします。
立夏のあおぐ団扇の風で
ほどなく眠りにつきいた篝丸をみるうちに
立夏はマッサージを思い付きます。
首もとを撫でていると
篝丸の身体が徐々に脱力していき
きれいな猫の開きが出来あがります♪
ネットの画像でしか
見たことのなかった猫の開き♡
可愛らしすぎて感動した立夏は
前のめりで観察してしまいます(笑)
そこに紫藤がやってきて
立夏が篝丸にうっとりしている状況を
何事かと問い質します。
猫が仰向けで肢を投げ出す格好を
猫の開きという事を説明し
この状態でお腹をもふれたら最高!!
と思っていた事を告げると
もふれ…? 何だ、それは
と、
今度はもふる行為が判らない様子(笑)
もふるとはふわふわの毛の中に
顔を突っ込んで喜ぶ事だと言われた紫藤は
ソレはいつも自分がされて事ではないか
と尻尾で立夏の頬を軽くたたいてきます。
でも雪豹の開きではした事がないと
立夏的はありのままの事実を口にしますが
その夜、
紫藤に呼ばれて向かった寝所では
寝台に雪豹の開きが待っていて?!
A4サイズ四つ折りの
片面ペーパーになります。
昼間に篝丸の開きに
うっとりみいっていた立夏の為
紫藤は雪豹の開きをして見せるのです。
豪華な寝台の上で
優雅に開きを体現する雪豹って
かなり笑える展開ですよね♪
どう見ても
篝丸に対抗しての雪豹の開きですが
立夏には当惑よりも喜びが大きくて
好きなだけもふれと言われたら
遠慮なく雪豹をもふっちゃいます。
結果、
魅惑の香りを放ってしまって
紫藤の尻尾でイタされてしまう
というオチまで
オチどころは見えていても
楽しく読ませて頂きました。
大型ネコ科の雪豹で開きって
されても恐いだけの気がしますが
もふもふ好きにはサイズが増すだけ
幸せも増すのかしら???
まぁ、コレも
もふもふプレイの一環なのかなと思うと
なかなか美味しい一作でした (^_-)