雀影
love&catch
本編終了後、「その後の~」の間の、養子縁組した守が同居生活を始めてまだ間もない頃のお話。
末っ子の譲が、堀内と守の暮らす家にお泊まりに行った夜に聞いたものは…。
養子縁組して同居するようになっても、弟たちは二人の本当の関係には気付いていなかった。
が、オタク文化に通じている次男だけが、末っ子の相談で、今までの出来事に一瞬で全てを理解してしまって、ぅあぁぁ、、となって、
小さい弟がお泊まりに来ている日でも自重できないくらい、ラブラブっていうお話。
本編の主人公である渋谷の弟、次男の智也の視点で書かれたショートストーリーです。
作中では挿し絵でも内容でもイケメンぶりを発揮した智也は、同人誌即売会で買ってきた新刊(18禁の小説・エロエロしい挿し絵)を読んでいるところ、末弟の譲に相談を受けるという展開です。
養子縁組して同居している二人のラブっぷりが垣間見れます。智也のメールへのレスが夜遅くというのが気になります(笑)「今世紀最大の大参事」など、本編の雰囲気そのままのコミカルな表現で、智也が譲の悩みを解決する嘘をサラッとつくのが面白かったです。
本編の後日談。
攻め・渋谷の弟たち視点の話です。
渋谷(以下、守)と堀内が養子縁組をして、一緒に住むようになって間もない頃の話。
渋谷家の次男・智也は、末っ子の譲から長男・守のことで相談を受けます。
それは譲が、守と堀内の家にお泊りに行った夜のこと。
守に何やら許しを乞う堀内の声や、堀内を揶揄する守(アレが小さい〜等)の声を聞いてしまった譲は、兄が堀内をいじめていると勘違い。
心配して智也に相談したというわけですが、その話を聞いたことで、智也は二人の本当の関係に気づいてしまいます(養子縁組した段階で不審に思え!という感じですが)。
弟の前では平静を装うも、内心はかなりショックを受ける智也でした。
幼い弟が泊まりに来ているときくらい自重できないのか?とか、
弟たちを残して養子縁組するからには、せめて次男の智也には事情を説明すべきだったのではないか?とか(これは本編に対する指摘になってしまいますが)、
ちょっとモヤモヤが残ってしまう内容のSSでした(;^ω^)