てんてん
hatsukoi no sunerasekata
本品は『初恋のゆくえ』の
コミコミスタジオ限定特典小冊子になります。
本編後、直樹がゲイバーのママに
大輔との事を愚痴る話です。
直樹には以前から通っていたものの
元カレの水野と知り合った場所である事から
足が遠のいていたゲイバーがありました。
バーのママにいい加減に顔を見せろと言われ
会社帰りに立ち寄った直樹ですが
自分の感情を持て余して唸ってばかりいました。
直樹の悩みは大輔に関する事だったので
水野との経緯を知るママの店で
大輔との事を話すのは
直樹としては気が引けたのですが
おネエ言葉で女装をしつつも
男らしい容姿のママにガミガミ怒られて
直樹はもて余す思いを打ち明ける事にします。
事の発端はほんの些細な事でした。
櫻井酒造に挨拶をした日、
近所の人や同級生が集まっての大宴会後、
SNSで連絡を取り合うようになった中で
大輔の元カノの存在を知ってしまうのです。
自分にも相手がいたのだから
大輔にもいて当然とは思うものの
気になって仕方が無くなくなります。
とうとう昨日
訪ねてきた大輔に訊いてしまうのですが
付合った人はいないと言われた事から
つい当てつける様な事を言わせる大輔に
怒りを覚えて鬱々としていたのです。
話を聞いたママには
直樹の自爆だとバッサリ切られ
ますます直樹は滅入ってしまうのですが
そんな時に
一見客がバーに入ってきて・・・
大輔が好き過ぎて過去にまで
嫉妬してしまう直樹のお話になります。
ママに言われるまでもなく
自業自得な結果に落ち込む直樹ですが
大輔は直樹を迎えにやってきてくれて
素直に謝ってラブラブに雪崩れるオチまで
先が見える展開ながらも楽しく読めました。
この2人は一見すると
正反対な性格の様ですが
まわりに分かりやすいかどうかというだけで
根本は似た者同士ですよね。
本編がそもそも拗らせ系なので
番外編でも似たり寄ったりなところで
グルグルして墓穴を掘ってる受様が
面白かったです♪