Krovopizza
itoshii oto no nemuru niwa
一般共通書き下ろしペーパー。
A4サイズ、4段組で、
攻めの千秋視点の番外編です。
※アニメイト、コミコミではそれぞれ別のペーパーが特典としてつきます。
祖父母が生きていた頃、「初雪が降ったらこたつを出す」という取り決めがあった千秋家。
祖父母亡き今も、千秋はその決まりを守って、初雪までこたつを出さずにいました。
今年もこたつを出し、恋人の椎がどんな顔をするのか楽しみにしながら彼の帰宅を待ちます。
やがて帰ってきた椎に、こたつを出したと報告。
椎は、実家がフローリングだったのでこたつを置いていなかったとのこと。
豚汁や炊きたてのご飯をちゃぶ台に並べ、こたつに入って二人でごはん。
椎は、こたつに対して特に感想はないらしく、千秋ははしゃいだ自分をばからしく思います。
食後、いつものように食器を片付けようとする椎ですが、こたつから出ようとする動きはのろく……
実はかなりこたつを気に入っていたらしい椎に、上機嫌になる千秋。
二人で食器を片付けながら、千秋はそういえば最近は椎と寝ていたから、こたつを出すのを心待ちにしていなかったな、と思い当たります。
「俺、今年からもうこたついらないかも」
「俺はいる。馬鹿じゃないの 」
そんなやり取りをする二人に癒やされるほのぼの後日談でした。