江名
kanbanmusuko no koi
本に折らずに挟めるA6サイズの、ちょっと厚めの紙に、
ふたりが一緒にお風呂に入っている時の様子が描かれていました。
受けの恭一郎が、
攻めの一馬に寄りかかる体勢で銭湯に浸かりながら、
「なーなー親御さんに挨拶しに行くんは、いつやったらいい?」
と聞くと、一馬は『いらねーって、あんな奴らに会いたくねーし』と。
「そっか~」と言う恭一郎に、
『…意外だな、親に向かってなんて言い草だ!
とか言うかと思ったけど』と一馬。
親とどういう関係が詳しく知らないのに責めたりするのも変やしなぁ、
そう答えてから恭一郎は続けて、
「けど俺は、お前を産んでくれはったこと、ありがとうって思ってるで」
頬に赤みがさした、純粋な優しい笑顔でそんなことを言われたら、
堪らないよなぁ~~
『…やっぱ、あんたにはかなわないな』
「うん? そっか? ほな、ちゅーする?」
『…する』
お風呂でキスをするふたり。
裸だしねぇ、
描いてないけど、多分それだけでは済まないんじゃ…ないかな♡