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薄雲
Karjatachi ga kankinsareteitatoki no toaru hitomaku
別にSSペーパーじゃなくてもいい
コミコミスタジオ特典ペーパー。
B5片面刷りです。
本編で監禁されていた間の1コマでした。
シャンデリアの灯りが突然消えたことから、話が始まります。
故障かと思って部屋の向こうに聞いてみると、故障ではなく二人がムードを作りやすいに故意に灯りを落としたと。
この世界では灯りは魔道師による魔法で管理されていることを説明されたカリヤは驚き、色々と考えているとリキャルドから目つきが悪いと文句を言われてしまいます。
カリヤからすれば別に不満なわけでもなく、普段からそういう顔つきなのに……とコンプレックスを刺激され、最初は控えめに抗議をしていたのが徐々にヒートアップ。
完全に口げんかになってしまい、ムードもへったくれもないという展開に。
結局いつものように言い合いになって終わり、という話でしたが、個人的には別にSSにしてまで書くようなネタでもないかなと。
かといって本編に入れるほどの内容でもなく、もしかしたら本文で削った部分をそのままペーパーにしたのかな……と穿った見方をしてしまいました。
萌えもなにもなかったです。
本編中の話
本編での監禁中のひとコマです。
魔道師が二人のムードを盛り上げるために、室内の明かりを消します。そこで、佳里也（カリヤ・受け）の意外な一面を見つけて、リキャルド（攻め）がドキっとする話かと思いきや…「呪い殺しそうな目つきをして」「偉そうで相手を見下した態度」とケンカする話でした（笑）
本編が佳里也の視点だったので、こちらはリキャルドの視点だったら面白かったのになと思いました。それなら、「佳里也」でなく「カリヤ」表記も納得できるのにと残念でした。
ただ、最後の一行で、数日後の甘い展開を期待させていて、本編より先にペーパーを読む人に配慮をしたのかなとも考えました。でもペーパーだけ読んだらワケが分からないと思いますけど。
魔導師の頑張り足りず
本品は『アレがない人の国』の
コミコミスタジオオリジナル特典ペーパーになります。
タイトルのまま本編中
カリヤたちが監禁されていた時の出来事になります。
女性が絶滅した大陸で
魔導師によって国を救う救世主として
召喚されたカリヤ。
その国の男性にはないあるモノがあった為に
子供を産める女性と思われて
聖なる乙女として
王の息子リキャルドの妻となり
子作りしろと強要されます。
カリヤは自分が男だと主張し、
リキャルドにもカリヤは男に見えるのですが
カリヤを女性と思いこんでいる王は
全く聞く耳を持ってくれず
2人は王宮の一室に監禁されてしまいます。
そろそろ陽が落ちるという頃
2人で閉じ込められた部屋の
シャンデリアのひとつが前触れもなく消えます。
故障かと室外の侍従に伝えると
明るすぎては2人の邪魔になるだろうとの
魔導師の配慮だという応えが!!
リキャルドによると王宮内の照明は
全て魔導師の魔法の力でついているそうで
魔導師が2人をその気にさせるために
故意に明りを消したのだろうと言うのです。
色っぽいムードにするための小細工!!
ばからしいけど
魔法で明かりをつけているなんて
不思議な世界だとカリヤが思っていると
リキャルドが嫌そうな顔で
カリヤに噛みついてきて…
本編でも2人の監禁中のシーンは
けっこうな枚数をかけて描かれていますが
本作も監禁中のワンシーンになります。
本編の展開上、
監禁中には2人の中も進展しないので
なぜにこのシーンを更に突っ込んだのか謎。
カリヤは魔法で召喚されたのに
本編では魔導師が出てくるのは最初だけ
魔法が大々的に使われるシーンもないので
読者とカリヤに
魔法の補足をしたかったのかな??
番外SSは読んでラッキー♪って
思えるのが一番の楽しみなのに
主役二人も喧嘩して終わり
2人の距離が縮まるのはあと数日後
ってオチつけられても全く萌えないです(苦笑)
せめてリキャルド視点とか
後日談的なラブラブが良かったよぉ(>_<)
