てんてん
byakko nochigiri
本品は『鬼人の契り』の
フェア書店限定配布の特典ペーパーです。
既刊『白虎の契り』の番外編となっていますが
本編と『黒豹の契り』の主カプも絡んだ
楽しいコラボ番外編になっています♪
床の間も廊下もピカピカに仕上げ
障子の桟にも塵一つなく磨き上げた清夏は
畳の上に身を投げて掃除の完了を告げます。
そして傍らの美丈夫に
褒美を求めてにッと笑いかけると
長身の美丈夫の姿が白虎に変わりました。
体重をかけないようにのしかかり
顔を舐める獣に清夏はうっとりと目を細め
恋人のカラダを堪能していましたが
ぺたぺたと廊下を歩く足音が
清夏の至福の時に終止符を打ちました。
現れたのは従兄弟の澄弥とその伴侶の鬼で
澄弥は世話になった礼として清夏にと
耳尻尾つきのパーカーを差し出してきました。
清夏好みのホワイトタイガー柄♪♪
相好を崩した清夏の隣では
鬼が白虎の前に香油の小瓶を置いていました。
肌にもよく、夜も使える香油で
勝手に白虎の屋敷を借りた詫びの品だと言われ
白虎も楽しげに目を細めます。
そのまま雑談していると
貰いものだという塩大副を持参した由羅が
人数分の茶を用意した漆黒を伴って現れ…
文庫鋏みこみタイプのA5版四つ折りペーパーです。
清夏を中心に絡んでいるので
『白虎の契り』の番外となっていますが
本編中でも既刊カプがチラチラと出てきていて
3組のカプが勢ぞろいした後日談となっています。
清夏は真っすぐすぎて思い込みも激しいため
本編中の由羅の言動を誤解しましたが
それも解けて皆でほのぼの♪なオチとなります。
が、
清夏の誤解が解けた時に
照れてしまったツンキャラな由羅は
それに嫉妬した漆黒に早々に連れ去られるので
由羅だけはちょっと大変かも(笑)
シリーズ続刊は既刊キャラが登場しても
なかなか総絡みな展開にはなり難いですが
本作は各キャラがそれぞれに絡みつつも
それぞれのらぶらぶも読みとれて
とっても楽しませて頂きました (^o^)丿