「月の檻のフーゴ」協力書店特典SSペーパー

「月の檻のフーゴ」協力書店特典SSペーパー
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×20
  • 萌1
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

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レビュー数
1
得点
3
評価数
1
平均
3 / 5
神率
0%
著者
 
イラスト
 
媒体
特典
出版社
発売日
付いてきた作品(特典の場合)
月の檻のフーゴ

商品説明

A4サイズ
両面印刷
表面のみオールカラー

【タイトル】
幸福で不幸な人

【内容】
全て事件が終わった後の話。
倖夜の兄・裕夜が日本を発つ日、諒助に電話をして……?

レビュー投稿数1

イヤなアイツの旅立ち

このペーパーの主人公は、本編の主人公倖夜(受け)の兄・裕夜です。

最初、裕夜は倖夜への情がない冷淡な兄に見えました。
しかし、後半の登場で、一気に裕夜への好感度がアップしました。
本当は、倖夜を弟として大事に大事にしてきた。
だからこそ、倖夜を嘘でたぶらかそうとしている諒介(攻め)の存在が
許せなかったんですね。

裕夜がいなかったら、おそらく本編のハッピーエンドは
無かったと思います。
裕夜が諒介に「絵を描くのをやめろ」と言ったのも事実だし、
諒介が自分の右手を代償に倖夜を手に入れようとしたのも事実。
これで裕夜は、諒介の強い覚悟に気づいたのでしょう。
だからこそ、このペーパーの冒頭にあるように、全てを分かり合って
電話で連絡をとりあうような仲になりました。
倖夜と諒介の仲を認めました。

優秀な兄は、倖夜のコンプレックスだったのに、
兄の裕夜は、弟がゲイであろうと何であろうと、
倖夜を弟として大事に思ってきた……。
その事実が嬉しかったです。

穏やかな心持ちで、仕事で海外へと行くため、
日本を出立しようとする裕夜。
こんな心持ちにさせたのは、全ては諒介覚悟の行動だったと思います。
このペーパーには、そんな穏やかな心の裕夜の心が詰まっていました。


どうか、倖夜と裕夜の兄弟の絆が永遠に続きますように。
重症を負った諒介の右手が元通りになり、
再び絵が描けるようになりますように。

そう願わずに入られません。

兄が弟を大事にしてくれていて良かった……そう思ったラストでした。

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