渋茶
aishu no shitone
この小説、元々は別レーベルで出版されていたものの再販で、文庫版では後日談の短編が3本載っているが、更に初回限定のペーパーも付いていて何とも嬉しい限りだ。
内容は、実佐緒が家庭教師と一緒に美術展に出かけた際、会場に居た画家に絵のモデルになって欲しいと熱望されたという一幕を景山に話したところ、少し不機嫌になってしまって…という流れ。
景山自身は実佐緒の美しさを充分に理解している一方で、誰の目にも触れさせないように独り占めしたいという独占欲を告白して、一気にムードが高まって濃厚なラブシーンに突入、と、相も変わらずお熱い二人の蜜月ぶりが伺えるエピソードだ。
本編でもエロの割合がかなり多かったけれど、文庫版のおまけの短編、ペーパーまでエッチシーンが盛り込まれていて、何だかエロ好きを満足させる作者の藤森さんのサービス精神を感じたかも。